宮崎市で新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることから、宮崎県が宮崎市内では
「Go Toイート」の利用を4人以下に限るなど、感染防止対策を強化する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。
宮崎市では飲食店や高齢者施設で相次いでクラスターが発生するなど感染拡大が止まらず、
宮崎市を含む「医療圏域」で見ると病床の占有率が11月30日の時点で27%に達するなど、
複数の指標で政府の分科会が定めるステージ3「感染急増段階」の基準を超えています。
関係者によりますと、こうした状況を受けて宮崎県は、独自に定めている警戒レベルを宮崎市についてだけ引き上げることを決めたということです。
これに伴い、宮崎市内では「Go Toイート」の利用を4人以下に限るほか、会食を伴うイベントにも一定の制限を設ける方針です。
宮崎県全体の数値はステージ3の指標とはまだ開きがあり、この段階で地域を限定して対策を強化するのは全国的にも珍しいということです。
早めに対策を取ることで何とか感染拡大を抑え込みたいというねらいがあるとみられ、
詳細は知事と宮崎市長が2日夕方、記者会見して発表することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20201202/5060008010.html