レンズ製造大手「タムロン」(さいたま市)は11日までに、弘前工場と浪岡工場(青森市)の従業員を対象に、200人の希望退職者を募ると発表した。希望退職の募集は1992年以来で、全体の約4割に当たる。スマートフォンの普及で縮小傾向が続くデジタルカメラの需要が、新型コロナウイルスの影響でさらに落ち込んだ。
同社の国内工場は弘前と浪岡のみで、交換レンズの組み立てやレンズ加工を手掛けている。希望退職は従業員約480人のうち、45歳以上の正社員や準社員、嘱託社員が対象。20日まで募集し、退職は12月31日付。退職金に加算金を上乗せし、再就職を支援する。
両工場は5月以降、一部の操業を休止している。タムロンは2020年12月期の業績予想で、連結純利益を前期比58.4%減の約22億円と見込む。同社経営企画室は「人員構成の適正化を図り、競争力を強化する必要があると判断した」と説明した。
弘前市は近く、再就職などを支援する対策本部を設置する方針。桜田宏市長は11日の記者会見で「タムロンと情報交換を重ねながら、雇用の確保を検討したい」と述べた。
河北新報 2020年11月12日 木曜日
https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201112_22001.html
同社の国内工場は弘前と浪岡のみで、交換レンズの組み立てやレンズ加工を手掛けている。希望退職は従業員約480人のうち、45歳以上の正社員や準社員、嘱託社員が対象。20日まで募集し、退職は12月31日付。退職金に加算金を上乗せし、再就職を支援する。
両工場は5月以降、一部の操業を休止している。タムロンは2020年12月期の業績予想で、連結純利益を前期比58.4%減の約22億円と見込む。同社経営企画室は「人員構成の適正化を図り、競争力を強化する必要があると判断した」と説明した。
弘前市は近く、再就職などを支援する対策本部を設置する方針。桜田宏市長は11日の記者会見で「タムロンと情報交換を重ねながら、雇用の確保を検討したい」と述べた。
河北新報 2020年11月12日 木曜日
https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201112_22001.html