0001 ◆SAKAi/7Pq4H6 さかい ★
2020/09/09(水) 06:30:31.599https://news.yahoo.co.jp/articles/cbe72cc1b306d3f167c1690267f8a3ec95e65f95
9/8(火) 21:28 長野放送
横断歩道でのマナーです。長野県は信号機のない横断歩道で歩行者がいる場合、車の一時停止する割合が全国1位です。
JAF・日本自動車連盟の去年の調査では、長野県の一時停止率は68.6パーセント。全国平均の17.1パーセントを大きく上回り、2位の静岡にも差をつけ4年連続で全国1位でした。
(中略)
歩行者:
「この辺の人は半分くらいは止まってくれる。ありがたい。(横断するときは)頭は下げる。孫に言われて」
長野県の一時停止率が高い理由は明確ではありませんが、交通安全教育が根付いているからとも言われています。
しかし、横断歩道での事故は後を絶ちません。昨年度、歩行者の事故の3割は横断歩道を渡っている際に発生しています。車の一時停止率が高くても油断はできません。
そこで、県や県警は、改めて歩行者に手を挙げるという基本マナーの徹底を求める初の運動を実施しています。
この運動のきっかけを作ったのは1人の女子高校生です。長年に及ぶ研究の末、マナーと思いやりの大切さを訴えています。
(中略)
屋代高校3年・松本瞳子さん:
「これまで行ってきた研究、資料をまとめたものです。だいたい80ページ」
松本さんは「横断歩道の車の停止率を上げられないか」をテーマに中学1年の時から調査・研究してきました。
屋代高校3年・松本瞳子さん:
「(横断歩道を)渡りづらいとずっと小さいころから感じていたのがきっかけで」
調査は地道に行われました。信号機の無い横断歩道で、歩行者の動きやドライバーの反応を調査。
自宅近くの調査では、手を挙げずに立った時の停止率は35%に留まった一方、手を挙げた場合は88%に達したということです。
屋代高校3年・松本瞳子さん:
「恥ずかしい思いも強くなるとは思うけど、手を挙げると通行量が多いところでも車が止まってもらいやすくなるので、手を挙げることを推奨している」
(中略)
調査で知り合ったJAFの職員に勧められ、今年4月、松本さんは5年に及ぶ研究リポートを手に県警本部を訪ね、手を挙げるマナーの浸透を訴えました。説得力のある研究結果に県警も感心し今回の運動の契機になりました。
県警交通安全対策室・三浦仁士室長:
「実際に手を挙げない場合と手を挙げる場合を自分で検証されている内容も含め非常に良い研究をしてもらった。横断歩行者の方から渡りたい意志を運転手に伝える。それによって安全に渡れることが高まる、安全に横断できる率が高まるところで今回、松本さんの意見を取り入れさせてもらってる」
松本さんは18日に県庁で行われる「秋の全国交通安全運動」の出発式で、改めて横断歩道でのマナー向上を訴えることにしています。
屋代高校3年・松本瞳子さん::
「運転手の方の歩行者を守る努力と歩行者側の運転手に止まってもらおうという両方からの思いやりが必要だと思う。長野県も停止率は高いと言われるけど止まらない車が30%近くいるのは確かなのでもっと停止率を上げるために今回の運動を通して県民のみなさんに伝えていけたら」