新型コロナウイルス感染者が再拡大する米国で、経済活動を再び制限する動きが出ている。感染者が急増する南部テキサス州とフロリダ州は26日、集団感染の発生源とみられるレストランやバーの営業制限を強化すると発表した。経済再開を急いだ南部や中西部で感染が広がっており、各州が同様の対応を迫られて景気回復が腰折れする懸念もある。
テキサス州のアボット知事は26日、バーの営業を即日休止し、29日からレストランの入店者数の上限を現行の「定員の75%」から50%に引き下げるよう命じた。同州は25日に経済再開プロセスを停止すると発表。さらに、感染状況の指標となる感染検査の陽性率が10%を超えたため規制強化に踏み切った。フロリダ州も26日、バーでのアルコール販売を禁止した。(以下有料版で、残り218文字)
毎日新聞 2020年6月27日 18時04分(最終更新 6月27日 18時04分)
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