2020年6月9日 7時10分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200609/k10012463321000.html
イギリス政府は、新型コロナウイルス対策の一環として、入国する人を対象に14日間の隔離を義務づける措置を始めました。
イギリスでは感染して死亡した人が4万人を超えていますが、イギリス政府は感染のピークはすぎ、今後はウイルスが国外から持ち込まれないよう水際対策が必要だとしています。
8日からは、海外から帰国するイギリス国民も含め入国前にオンラインで滞在先などを申告するよう求め、入国後の14日間、その場所にとどまる自己隔離を義務づけました。
違反した場合には最大で1000ポンド、日本円でおよそ13万9000円の罰金が科されます。
一方、陸続きのアイルランドから訪れる人や医療関係者などは除外されます。
ただ、夏休みシーズンを前にヨーロッパのほかの国々が入国制限の緩和の動きを進めているだけに、地元の航空業界や観光産業は、「すでに大きな影響を受けているのに、さらなる打撃だ」と強く批判しているほか、与党・保守党内からも懸念の声があがっています。