2020年6月2日 12時51分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200602/k10012454911000.html
1日、新型コロナウイルスの集団感染が新たに確認された北九州市の産業医科大学病院では、2日から当分の間、新規患者の受け入れを停止する対応を取っています。
北九州市八幡西区の産業医科大学病院では、先月感染が確認された入院患者1人の濃厚接触者となった医療スタッフ9人の感染が1日に確認されました。
市は新たに、この病院で集団感染が発生したとしています。
これを受けて病院では2日から当分の間、外来診療と入院診療、それに救急外来のいずれも新規の患者の受け入れを停止する対応を取っています。
ただ、治療の継続が必要な、かかりつけ患者の外来診療は続けるとしています。
北九州市では1日まで、10日連続で新型コロナウイルスの感染が確認されていて、この10日間に集団感染が確認された病院は、産業医科大学病院で3か所目です。
産業医科大学病院の田中文啓院長は「皆様にはご心配、ご迷惑をおかけいたしますが、安全・安心な医療を継続して提供すべく、感染拡大防止に全力で取り組みます。地域の中核病院として通常診療の早期再開に向けて努めてまいります」とコメントしています。