長引く休業要請で失業者、そして路上生活者が増えることが心配されています。
札幌のボランティア団体が、実態を把握するために続ける「夜回り」に同行すると、厳しい実態が見えてきました。
先週土曜日の夜、JR札幌駅前に、ボランティア団体、「北海道の労働と福祉を考える会」のメンバーが集まりました。
この日行われたのは、ホームレスと呼ばれる路上生活者に、パンや飲み物を配って歩く「夜回り」という活動です。
「マスクいる?」(支援団体)
「マスクいる」(男性)
「マスクきょうは5枚ほど」(支援団体)
「いいんですか?すみません」(男性)
マスクを受け取った60代の男性は、30年以上、路上で生活を続けてきました。
感染予防に欠かせないマスクもボランティアの支給が頼りです。
「みんな、マスクしていなかったり、してても汚れていたり、落ちたのを拾って洗って使っている人もいた」(支援団体・近藤良明さん)
国は、路上生活者でも、一律10万円の特別定額給付金を受け取れるよう、
自立支援センターなどを住所として登録できるように自治体に通知しました。
しかし、こうした情報はあまり知られていません。
「(給付金は)もらえないと思うよ。だって俺、部屋もないし…」(男性)
「シェルター(一時保護施設)の住所を届け出れば、給付するとなっている。
ぜひ具体的にしてみたらいいよ」(支援団体・近藤良明さん)
「うん…行ってみる」(男性)
外出自粛が呼びかけられる中、「夜回り」は、感染拡大を防ぐため、参加人数を減らしています。
活動は、縮小を余儀なくされているのが現状です。
「ふだん見かけない若い人(路上生活者)をよく見かける。新型コロナの影響だと思う」(支援団体・近藤紘世さん)
「仕事がなくなった人がたくさんいる。そういう人たちに支援がつながる仕組みをつくれたらと思う」(支援団体・近藤良明さん)
ボランティア団体は、支援が行き渡るように路上生活者の「夜回り」を続けていきたいと話しています。
以下ソース:北海道放送 05月19日(火) 20時02分
https://www.hbc.co.jp/news/2dd0ff1a03e1df6d2a31560bd41dc553.html
札幌のボランティア団体が、実態を把握するために続ける「夜回り」に同行すると、厳しい実態が見えてきました。
先週土曜日の夜、JR札幌駅前に、ボランティア団体、「北海道の労働と福祉を考える会」のメンバーが集まりました。
この日行われたのは、ホームレスと呼ばれる路上生活者に、パンや飲み物を配って歩く「夜回り」という活動です。
「マスクいる?」(支援団体)
「マスクいる」(男性)
「マスクきょうは5枚ほど」(支援団体)
「いいんですか?すみません」(男性)
マスクを受け取った60代の男性は、30年以上、路上で生活を続けてきました。
感染予防に欠かせないマスクもボランティアの支給が頼りです。
「みんな、マスクしていなかったり、してても汚れていたり、落ちたのを拾って洗って使っている人もいた」(支援団体・近藤良明さん)
国は、路上生活者でも、一律10万円の特別定額給付金を受け取れるよう、
自立支援センターなどを住所として登録できるように自治体に通知しました。
しかし、こうした情報はあまり知られていません。
「(給付金は)もらえないと思うよ。だって俺、部屋もないし…」(男性)
「シェルター(一時保護施設)の住所を届け出れば、給付するとなっている。
ぜひ具体的にしてみたらいいよ」(支援団体・近藤良明さん)
「うん…行ってみる」(男性)
外出自粛が呼びかけられる中、「夜回り」は、感染拡大を防ぐため、参加人数を減らしています。
活動は、縮小を余儀なくされているのが現状です。
「ふだん見かけない若い人(路上生活者)をよく見かける。新型コロナの影響だと思う」(支援団体・近藤紘世さん)
「仕事がなくなった人がたくさんいる。そういう人たちに支援がつながる仕組みをつくれたらと思う」(支援団体・近藤良明さん)
ボランティア団体は、支援が行き渡るように路上生活者の「夜回り」を続けていきたいと話しています。
以下ソース:北海道放送 05月19日(火) 20時02分
https://www.hbc.co.jp/news/2dd0ff1a03e1df6d2a31560bd41dc553.html