0001砂漠のマスカレード ★
2020/05/07(木) 12:34:07.41ID:3Mm0qe4x9今日5月7日から、全国で営業を再開する店舗が急増しています。
福島県郡山市のうすい百貨店は、4月23日から食料品売り場以外の全フロアを休業していましたが、やはり今日から営業再開をします。そのほかにも岩手県のさくら野百貨店北上店や鹿児島県のマルヤガーデンズ、熊本県の鶴屋百貨店など、全国で営業再開の動きが拡がっています。大丸松坂屋は、全国の8つの店舗で食品フロアのみ、平日のみですが、営業を再開します。また、これら以外の百貨店でも、来週明けの11日、12日頃からの営業再開を発表するところが増えています。
こうした動きは、百貨店だけではなく、アウトレットモールやショッピングモール、飲食店などでも7日から営業再開をするところが増えてきています。散々、話題になったパチンコ店も、7日から休業要請が解除されて営業再開するのが13県、11日からが4県。もともと休業要請が出されていなかった高知県、徳島県を加えると、来週月曜日には19県でパチンコ店の営業が再開されます。
「日常が戻ってくる」という安堵感の一方で、なんとなく腑に落ちないような気持を持っている方も多いのではないでしょうか。
・テナント側が悲鳴
こうした動きの背景にあるのは、百貨店やモールに出店しているテナント側の要請も強いようです。百貨店やモールのテナントで多いアパレル系は、新型コロナウイルスの流行以前から、景気の低迷やネット通販などの影響を受け、厳しい経営状況に直面していました。
「これから夏物に入れ替えという時期に、急きょ閉館で、そこから立ち入りもできなくなったので、商品は一か月前のまま。従業員の給与は雇用調整助成金で、あとは補助金が出るじゃないかと言われますが、それでも全く足りない。赤字を垂れ流している状態で、これ以上、耐えられない。」関西地方のあるショッピングモールに出店する衣料品販売店の経営者は、そう嘆きます。去年の秋以降、暖冬で売り上げは伸びず、クリスマスや年末商戦も不発でした。「なんとかおぼれずに泳いでいたのを、上から頭を押さえつけられて水の中に突っ込まれている状態。もう息が続かない。百貨店やモール事業者は、テナントから撤退するか、早期再開かと突きつけられてしまっていた」と説明してくれました。
・自助努力も必要だが
一方で、こうした動きに懸念を持つ経営者もいます。「同業他社が営業再開する気持ちもわかる。しかし、まだ感染拡大が本当にこれで終わりどうか判断できない」と話してくれたのは、首都圏の飲食店経営者です。「経営者仲間と話をしても、資金的にも、精神的にもかなり追い詰められてきています。でも、営業再開することで、自粛破りだとか、嫌がらせを受けることも覚悟しなくてはいけない」と、非常に悩んでいると言います。
別の飲食店経営者も、「無利子融資や助成金など、いろいろな人に相談して、申請をしていっている。しかし、やっとのことで書類を作成しても、審査が混んでいて時間がかかったり、あまりに細かい条件があったりと、世間で言われているほど、簡単にお金は入ってきません」と言います。この経営者は、「ただ、外出自粛や休業要請などを受けて、商店街組合で取り決めて休業しているのに、営業して、長い列を作ったり、店の前で飲食させているのを見ると、不公平だなあと思います」とも言います。
5/7(木) 6:31
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakamuratomohiko/20200507-00177334/