【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は30日、政権の発足当初に大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたマイケル・フリン被告について、政権の役職での再起用を検討すると明らかにした。フリン氏が米連邦捜査局(FBI)に不当に扱われたと主張し、同氏に無罪判決が下るとの見通しも示した。FBIがトランプ政権の弱体化を狙っているとの主張を改めて強調したものだ。
フリン氏は2017年2月、政権発足前に駐米ロシア大使と経済制裁の緩和を協議したことについてペンス副大統領に虚偽の説明をして解任された。16年の大統領選でのトランプ氏の選挙陣営とロシア政府の共謀疑惑を捜査していたFBI捜査官に対しても、ロシア大使との協議に関して偽証したとして17年12月に起訴された。フリン氏には近く判決が下されるとみられる。
米メディアが報じた内部メモによると、コミー前FBI長官と面会したフリン氏の捜査担当者が捜査の目的について「真実を自白させるか偽証させるか。解任させるか起訴するかどれにしようか」などと話し合っていたことが判明した。トランプ氏はFBIがフリン氏をわなにかけるため偽証を仕向けた疑いが強まったとしてFBIに対する批判を強めている。
日本経済新聞 2020年5月1日 9:21
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58689610R00C20A5EAF000/
フリン氏は2017年2月、政権発足前に駐米ロシア大使と経済制裁の緩和を協議したことについてペンス副大統領に虚偽の説明をして解任された。16年の大統領選でのトランプ氏の選挙陣営とロシア政府の共謀疑惑を捜査していたFBI捜査官に対しても、ロシア大使との協議に関して偽証したとして17年12月に起訴された。フリン氏には近く判決が下されるとみられる。
米メディアが報じた内部メモによると、コミー前FBI長官と面会したフリン氏の捜査担当者が捜査の目的について「真実を自白させるか偽証させるか。解任させるか起訴するかどれにしようか」などと話し合っていたことが判明した。トランプ氏はFBIがフリン氏をわなにかけるため偽証を仕向けた疑いが強まったとしてFBIに対する批判を強めている。
日本経済新聞 2020年5月1日 9:21
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58689610R00C20A5EAF000/