【4月14日 AFP】南米エクアドルの当局は12日、同国で新型コロナウイルス流行の中心地となっている港湾都市グアヤキル(Guayaquil)の家々から、警察などがここ数週間で800人近くの遺体を収容したと発表した。同地では感染拡大が、救急サービスや病院、葬儀業者の対応能力を超えてしまう事態となっている。
グアヤキルの葬儀業者らは埋葬が間に合っておらず、住民たちは路上に放置されている数々の遺体を撮影し、ソーシャルメディアに投稿。埋葬の支援を求めるメッセージを発信した。
新型コロナウイルスがもたらした大混乱への対応を支援するために、政府は警察と兵士から成る部隊を設置。部隊を率いるホルヘ・ワテ(Jorge Wated)氏は、「この特別部隊が人々の住宅から収容した遺体の数は700体を超えた」と報告した。
ワテ氏はその後12日に、合同特別部隊は過去3週間にわたる活動で、住宅から771体、病院からは631体の遺体を収容したとツイッター(Twitter)で発表。病院の遺体安置所は満杯状態となっている。
ワテ氏は収容した遺体の死因については詳述しなかったが、収容された死者のうち600人は現在当局によって埋葬されている。
エクアドルでは2月29日に同国初の新型コロナウイルス感染者が確認されて以降、感染者数は7500人に上っている。
政府によると、感染者のうち70%超が太平洋に面したグアヤス(Guayas)県で確認されており、県都グアヤキルの感染者数は4000人に上る。
1日15時間の外出禁止令が敷かれる中、グアヤキルの埋葬システムは崩壊し、法医学的な業務や葬儀場では遅滞が発生。その3週間後に、軍と警察は各戸からの遺体収容に乗り出した。
映像は上空から撮影した、グアヤキル郊外にある共同墓地。12日撮影。(c)AFPBB News
4/14(火) 9:33配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00010000-afpbbnewsv-int
グアヤキルの葬儀業者らは埋葬が間に合っておらず、住民たちは路上に放置されている数々の遺体を撮影し、ソーシャルメディアに投稿。埋葬の支援を求めるメッセージを発信した。
新型コロナウイルスがもたらした大混乱への対応を支援するために、政府は警察と兵士から成る部隊を設置。部隊を率いるホルヘ・ワテ(Jorge Wated)氏は、「この特別部隊が人々の住宅から収容した遺体の数は700体を超えた」と報告した。
ワテ氏はその後12日に、合同特別部隊は過去3週間にわたる活動で、住宅から771体、病院からは631体の遺体を収容したとツイッター(Twitter)で発表。病院の遺体安置所は満杯状態となっている。
ワテ氏は収容した遺体の死因については詳述しなかったが、収容された死者のうち600人は現在当局によって埋葬されている。
エクアドルでは2月29日に同国初の新型コロナウイルス感染者が確認されて以降、感染者数は7500人に上っている。
政府によると、感染者のうち70%超が太平洋に面したグアヤス(Guayas)県で確認されており、県都グアヤキルの感染者数は4000人に上る。
1日15時間の外出禁止令が敷かれる中、グアヤキルの埋葬システムは崩壊し、法医学的な業務や葬儀場では遅滞が発生。その3週間後に、軍と警察は各戸からの遺体収容に乗り出した。
映像は上空から撮影した、グアヤキル郊外にある共同墓地。12日撮影。(c)AFPBB News
4/14(火) 9:33配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00010000-afpbbnewsv-int