鳥取県は10日午後10時から新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、県内で初めて確認された感染症患者について、これまでの経緯や今後の対応について明らかにした。鳥取県内で初めて新型コロナ感染が確認されのは、鳥取市在住の60歳代の男性。今月7日(火)夕方から37度の発熱と腰回りのだるさ、股関節の痛み、呼吸時の胸の痛みを訴えた。9日(木)夜に38度5分に上昇。翌10日(金)の朝も37度8分の発熱に腰回りのだるさなどの症状が続いた。男性から採取した検体を県衛生環境研究所でPCR検査を実施したところ、陽性が確認された。県によると、男性は下痢などの症状はあるものの軽症だとしている。現在、感染症指定医療機関に入院し、治療を続けている。医師1人と看護師2人が対応にあたっている。平井知事は「初動が大事で、行動歴に基づいた感染ルートの確認や濃厚接触者の特定と検査などを進めて感染拡大を食い止めたい」と述べた。男性は、先月23日から31日にかけて市内の飲食店で、数か国の外国人グループ約20人に対して注文の仲介など食事のアテンドをしていたとしている。この外国人グループの中に感染者がいるかどうかはわかっていない。海外渡航歴はなく、県外の感染拡大地域を訪れていないとしていて、引き続き感染の経緯を調べることにしている。男性の家族は両親と配偶者で、今後濃厚接触したかどうか調べることにしている。
2020年4月10日 金曜 午後10:28
https://www.fnn.jp/articles/-/30993
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