児童虐待疑い8976件 全国2番目で過去最多 摘発も大幅増127件
2020年3月18日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/202003/CK2020031802000153.html
児童虐待の疑いがあるとして、県警が昨年1年間に認知・対応をした件数が8976件(前年比646件増)に上り、統計を始めた2004年以降で最多だったことが、県警のまとめで分かった。都道府県別では全国で2番目に多かったという。
県警によると、実際に虐待の疑いがあると判断し、児童相談所に通告した子どもは9751人(前年比140人減)で、全国で3番目に多かった。内訳は、子どもの面前で夫婦げんかをするなどの心理的虐待が7467人で約8割を占めた。身体的虐待1312人、育児放棄(ネグレクト)949人、性的虐待23人と続いた。
摘発件数は127件で、前年から39件増と大幅に増え、全国で3番目だった。戸田市で乳児が首浮輪をつけたまま風呂で放置され死亡した事件や、新座市のコンビニのトイレで産まれた乳児が便器内に放置された事件も含まれている。
県警少年課は昨年4月から、児童虐待対策係を置き、各署の事件指導などを強化している。同課の担当者は「虐待かどうか分からない通報内容でも、重大事案が隠れているかもしれないという意識で積極的に関与していきたい」と話している。 (浅野有紀)
※以下省略
2020年3月18日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/202003/CK2020031802000153.html
児童虐待の疑いがあるとして、県警が昨年1年間に認知・対応をした件数が8976件(前年比646件増)に上り、統計を始めた2004年以降で最多だったことが、県警のまとめで分かった。都道府県別では全国で2番目に多かったという。
県警によると、実際に虐待の疑いがあると判断し、児童相談所に通告した子どもは9751人(前年比140人減)で、全国で3番目に多かった。内訳は、子どもの面前で夫婦げんかをするなどの心理的虐待が7467人で約8割を占めた。身体的虐待1312人、育児放棄(ネグレクト)949人、性的虐待23人と続いた。
摘発件数は127件で、前年から39件増と大幅に増え、全国で3番目だった。戸田市で乳児が首浮輪をつけたまま風呂で放置され死亡した事件や、新座市のコンビニのトイレで産まれた乳児が便器内に放置された事件も含まれている。
県警少年課は昨年4月から、児童虐待対策係を置き、各署の事件指導などを強化している。同課の担当者は「虐待かどうか分からない通報内容でも、重大事案が隠れているかもしれないという意識で積極的に関与していきたい」と話している。 (浅野有紀)
※以下省略