老舗和菓子メーカー「赤福」(三重県伊勢市)の関連会社が製造・販売した指定暴力団の代紋入りの焼酎瓶を同社に持ち込み、金銭を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂罪に問われた同市二見町茶屋、無職、中川久朗被告(68)に津地裁(浜口紗織裁判官)は9日、懲役1年(求刑・懲役1年6月)の実刑判決を言い渡した。
浜口裁判官は「企業の弱みにつけ込んだ執拗(しつよう)で悪質な犯行で、利欲的な動機に酌量の余地はない」と述べた。
判決によると、中川被告は赤福の関連会社が製造・販売した暴力団の代紋入りの焼酎の空き瓶を入手し、2019年12月、「空き瓶の存在を公表する」と脅迫し、同社の執行役員から金銭をだまし取ろうとしたとしている。
事件を巡っては、赤福会長などを務めていた浜田益嗣氏(82)が、交友関係にあった暴力団幹部の依頼を受け、代紋入りの焼酎を製造・販売するよう指示していたとして、20年1月に関連会社計6社の役職を全て辞任した。
写真=赤福本店
https://mainichi.jp/articles/20200309/k00/00m/040/096000c
浜口裁判官は「企業の弱みにつけ込んだ執拗(しつよう)で悪質な犯行で、利欲的な動機に酌量の余地はない」と述べた。
判決によると、中川被告は赤福の関連会社が製造・販売した暴力団の代紋入りの焼酎の空き瓶を入手し、2019年12月、「空き瓶の存在を公表する」と脅迫し、同社の執行役員から金銭をだまし取ろうとしたとしている。
事件を巡っては、赤福会長などを務めていた浜田益嗣氏(82)が、交友関係にあった暴力団幹部の依頼を受け、代紋入りの焼酎を製造・販売するよう指示していたとして、20年1月に関連会社計6社の役職を全て辞任した。
写真=赤福本店
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