
アメリカ大統領選挙に向け、野党・民主党の候補者指名を目指していた実業家のアンドリュー・ヤン氏が、選挙戦からの撤退を表明しました。
ヤン氏は11日、ニューハンプシャー州の予備選挙の投票が締め切られたあと、支持者を前に演説し、「私のメーリングリストに入っていた人たちに寄付を募るところから始め、いまでは全米の40万人以上から寄付してもらえるまでになった。ただ、私は勝てる見込みのない選挙戦の資金を集めるつもりはない」と述べ、選挙戦からの撤退を表明しました。
それでも「これは終わりではなく、始まりだ」と述べ、みずからが公約として掲げた、国が無条件で一定額を支給し最低限の所得を保障する『ユニバーサル・ベーシック・インカム』について、「選挙戦を通じて多くの人の支持を得たし、間違いなく貧困の撲滅に大きく近づいた」と手応えを示しました。
45歳のヤン氏は、台湾出身の両親のもとに生まれた移民2世で、アジア系アメリカ人としては初の指名獲得を目指していました。
2020年2月12日 11時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200212/k10012281931000.html
2/12(水) 12:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200212-77003134-bloom_st-bus_all