土日の政治
厚生労働省は十七日、昨年九月に再編や統廃合に向けた議論が必要として公表した四百二十四の公立や公的病院のうち、本来は対象に含まれない七病院が誤って含まれ、再編や統合を求める対象となるはずの約二十病院が含まれていなかったと発表した。事務的なミスが主な原因という。
本来は対象とならない七病院のうち、首都圏分は済生会中央病院(東京都)とJA静岡厚生連遠州病院(静岡県)。対象に含まれる新たな二十ほどの病院について厚労省は「混乱を広げる」として実名や都道府県別の数を明らかにしなかった。
厚労省は人口減少など将来の医療需要を見据え、発症直後の高度急性期や急性期の治療を担う公立や公的の千四百五十五病院について、二〇一七年度の診療実績や他の民間病院と競合しているかどうかを基に検証。公表した。
だが公表後に行った各地域での意見交換などを通じ、当初は確認していなかった紙のレセプト(診療報酬明細書)で診療実績が判明したり、検証していない公立・公的病院があることが判明したという。検証対象の公立や公的病院は千四百六十六だったと修正した。地域医療計画課の担当者は「深く反省させていただく」と述べた。 (井上靖史)
2020年1月18日 朝刊
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202001/CK2020011802000125.html
厚生労働省は十七日、昨年九月に再編や統廃合に向けた議論が必要として公表した四百二十四の公立や公的病院のうち、本来は対象に含まれない七病院が誤って含まれ、再編や統合を求める対象となるはずの約二十病院が含まれていなかったと発表した。事務的なミスが主な原因という。
本来は対象とならない七病院のうち、首都圏分は済生会中央病院(東京都)とJA静岡厚生連遠州病院(静岡県)。対象に含まれる新たな二十ほどの病院について厚労省は「混乱を広げる」として実名や都道府県別の数を明らかにしなかった。
厚労省は人口減少など将来の医療需要を見据え、発症直後の高度急性期や急性期の治療を担う公立や公的の千四百五十五病院について、二〇一七年度の診療実績や他の民間病院と競合しているかどうかを基に検証。公表した。
だが公表後に行った各地域での意見交換などを通じ、当初は確認していなかった紙のレセプト(診療報酬明細書)で診療実績が判明したり、検証していない公立・公的病院があることが判明したという。検証対象の公立や公的病院は千四百六十六だったと修正した。地域医療計画課の担当者は「深く反省させていただく」と述べた。 (井上靖史)
2020年1月18日 朝刊
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202001/CK2020011802000125.html