英科学誌ネイチャーは17日、科学の分野で2019年に注目を集めた「今年の10人」を発表した。南米アマゾンで森林破壊が急速に進んでいると報告し、ブラジルの大統領に国立宇宙研究所長の職を解かれた物理学者、リカルド・ガルバンさんやスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんらを選んだ。日本人はいなかった。
アマゾンの熱帯雨林は世界最大の約550万平方キロ。多様な生物を育んでいる上、温室効果ガスの二酸化炭素を大量に吸収していることから地球温暖化抑制の点でも重要だ。ネイチャーはガルバンさんを「科学を守る明確で強い立場を取り、権威主義と闘った」人物として紹介した。
2人の他に選ばれたのは、量子コンピューターで従来のスーパーコンピューターよりも早く計算できる「量子超越性」を示した米グーグルなどの研究チームを率いる物理学者、ジョン・マルティニスさんら。
「今年の10人」についてネイチャー誌は「人に焦点を当てることで今年の科学における重大な出来事を振り返るもの。科学における最も重要な人物のリストではない」と説明している。【信田真由美】
12/18(水) 1:00配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191218-00000000-mai-sctch
アマゾンの熱帯雨林は世界最大の約550万平方キロ。多様な生物を育んでいる上、温室効果ガスの二酸化炭素を大量に吸収していることから地球温暖化抑制の点でも重要だ。ネイチャーはガルバンさんを「科学を守る明確で強い立場を取り、権威主義と闘った」人物として紹介した。
2人の他に選ばれたのは、量子コンピューターで従来のスーパーコンピューターよりも早く計算できる「量子超越性」を示した米グーグルなどの研究チームを率いる物理学者、ジョン・マルティニスさんら。
「今年の10人」についてネイチャー誌は「人に焦点を当てることで今年の科学における重大な出来事を振り返るもの。科学における最も重要な人物のリストではない」と説明している。【信田真由美】
12/18(水) 1:00配信 毎日新聞
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