台風19号で浸水被害を受けた、長野市にある北陸新幹線の車両センターについて、JR東日本は、施設にある変電所や電源設備などの重要施設のかさ上げ工事を行う方針を固めました。
JR東日本の「長野新幹線車両センター」は、台風19号の影響で、近くを流れる千曲川が氾濫し、水につかった北陸新幹線の120両は、廃車処分が決まっています。
このほか、敷地内の変電所や電源設備なども被害を受け、台風から2か月近くたった現在も、車両センターが使えず、東京と長野を結ぶ「あさま」は、通常より少ない本数での運転が続くなど、影響が長引いています。
このため、JR東日本は、付近の川が氾濫した際には、10メートル以上浸水するおそれがあるとするハザードマップを踏まえ、再発防止策として、変電所や電源設備などの重要施設のかさ上げ工事を行う方針を固めました。
一方、車両を留め置く敷地は広大なことから、全体をかさ上げすることは難しいとして、浸水被害が予想される場合には、車両を事前に退避させるなど、ソフト面での対策を進めることにしています。
JR東日本は、施設を保有する「鉄道・運輸機構」と協議を続け、かさ上げ工事の時期や費用負担などについて今後、具体的な計画をまとめることにしています。
2019年12月6日 21時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191206/k10012205551000.html
JR東日本の「長野新幹線車両センター」は、台風19号の影響で、近くを流れる千曲川が氾濫し、水につかった北陸新幹線の120両は、廃車処分が決まっています。
このほか、敷地内の変電所や電源設備なども被害を受け、台風から2か月近くたった現在も、車両センターが使えず、東京と長野を結ぶ「あさま」は、通常より少ない本数での運転が続くなど、影響が長引いています。
このため、JR東日本は、付近の川が氾濫した際には、10メートル以上浸水するおそれがあるとするハザードマップを踏まえ、再発防止策として、変電所や電源設備などの重要施設のかさ上げ工事を行う方針を固めました。
一方、車両を留め置く敷地は広大なことから、全体をかさ上げすることは難しいとして、浸水被害が予想される場合には、車両を事前に退避させるなど、ソフト面での対策を進めることにしています。
JR東日本は、施設を保有する「鉄道・運輸機構」と協議を続け、かさ上げ工事の時期や費用負担などについて今後、具体的な計画をまとめることにしています。
2019年12月6日 21時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191206/k10012205551000.html