https://www.bbc.com/japanese/49996111
米カリフォルニア北部、山火事防止で計画停電を実施
2019年10月10日
アメリカの電力会社パフィシック・ガス・アンド・エレクトリック(PG&E)は9日、山火事を防ぐためにカリフォルニア州北部で計画停電を開始した。
対象となるのはこの地域の80万世帯や企業など。サンフランシスコ市は影響を受けないものの、沿岸の広い地域で停電となり、住民の怒りを買っている。
カリフォルニアでは昨年、PG&Eの送電線からの発火が原因で山火事が発生し、同州史上最悪の被害が出た。PG&Eは、計画停電は数日間は続く見込みと発表した。
現在、カリフォルニアには強風の予報が出ており、計画停電は送電線が落下して山火事の原因となるリスクを防ぐために行われる。
サンノゼの緊急管理局のレイ・リオーダン局長は8日、「条件はそろっている。乾いた燃料、強風、温暖な気候。どんな火花でも甚大な山火事になる可能性がある」と説明した。
アメリカ国立気象局は、10日までサンタ・クルーズ山地やノースベイ、イーストベイといった地域に、山火事の危険性を示す「レッドフラグ警報」を発令。現在の気象条件では「沖合いからの風が、2017年10月のノースベイでの山火事以来の強さになる」可能性があると警告した。
PG&Eは9日朝までに、契約者約50万件が停電になっていると発表。正午までにさらに20万件が停電になる予定だったが、気象条件の変化を受けて、停電開始を遅らせた。
カリフォルニア州北部では昨年11月、猛威を振るった山火事「キャンプ・ファイア」によって15万世帯が消失、86人が死亡した。その後の調査によって、PG&Eが設備の保守点検を怠ったことが、山火事の原因になったことが明らかになった。
PG&Eは2017年の山火事についても責任を問われており、この山火事被害の裁判で今年1月に破産している。PG&Eはカリフォルニア北部にガスや電力を供給する唯一の会社で、消費者のほとんどは同社以外に電力供給源がない状態だ。
(リンク先に続きあり)
米カリフォルニア北部、山火事防止で計画停電を実施
2019年10月10日
アメリカの電力会社パフィシック・ガス・アンド・エレクトリック(PG&E)は9日、山火事を防ぐためにカリフォルニア州北部で計画停電を開始した。
対象となるのはこの地域の80万世帯や企業など。サンフランシスコ市は影響を受けないものの、沿岸の広い地域で停電となり、住民の怒りを買っている。
カリフォルニアでは昨年、PG&Eの送電線からの発火が原因で山火事が発生し、同州史上最悪の被害が出た。PG&Eは、計画停電は数日間は続く見込みと発表した。
現在、カリフォルニアには強風の予報が出ており、計画停電は送電線が落下して山火事の原因となるリスクを防ぐために行われる。
サンノゼの緊急管理局のレイ・リオーダン局長は8日、「条件はそろっている。乾いた燃料、強風、温暖な気候。どんな火花でも甚大な山火事になる可能性がある」と説明した。
アメリカ国立気象局は、10日までサンタ・クルーズ山地やノースベイ、イーストベイといった地域に、山火事の危険性を示す「レッドフラグ警報」を発令。現在の気象条件では「沖合いからの風が、2017年10月のノースベイでの山火事以来の強さになる」可能性があると警告した。
PG&Eは9日朝までに、契約者約50万件が停電になっていると発表。正午までにさらに20万件が停電になる予定だったが、気象条件の変化を受けて、停電開始を遅らせた。
カリフォルニア州北部では昨年11月、猛威を振るった山火事「キャンプ・ファイア」によって15万世帯が消失、86人が死亡した。その後の調査によって、PG&Eが設備の保守点検を怠ったことが、山火事の原因になったことが明らかになった。
PG&Eは2017年の山火事についても責任を問われており、この山火事被害の裁判で今年1月に破産している。PG&Eはカリフォルニア北部にガスや電力を供給する唯一の会社で、消費者のほとんどは同社以外に電力供給源がない状態だ。
(リンク先に続きあり)