東筑摩郡山形村で屋外にある消火器具格納箱から、消防用ホースに取り付ける真ちゅう製部品「管鎗(かんそう)」が63本盗まれていたことが24日、同村への取材で分かった。村は松本署に被害届を出す方針で、同署は捜査を開始。県内では過去にも佐久、諏訪地方などで同様の被害があり、県消防課が注意を呼び掛けている。
村総務課によると管鎗は長さ50?60センチ。村の所有で消防団が管理していた。新品で1本1万5千円という。
21日、別荘地が広がる清水高原で消防団が点検し、なくなっていることに気付いた。他地区でも調べ、清水高原で43本、下竹田地区で15本、上竹田地区で3本、上大池地区で2本の被害を確認。7月中旬に清水高原以外で点検した際はあったという。
住民が初期消火に使うため、格納箱は施錠していない。同課は今のところ消火活動に支障が出る事態ではないとするが「早めに対応を取りたい」。堤博彦・村消防団長(60)は「本当に残念。点検の回数を増やすなどしたい」としている。塩尻市や同郡朝日村によると、これまでのところ被害の情報はない。松本市は確認中としている。
全国でも盗難が相次いでおり、県消防課は自治体に見回り強化を通達。担当者は「鍵をかけると迅速な消火ができないことも考えられる。小まめに見回るなどの対策ぐらいしかできない」としている。
(9月25日)
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190925/KT190924FTI090025000.php
※類似事件
【兵庫】消防ホースの筒先盗む 会社員の男(42)逮捕 同様の被害届40件 金属業者に筒先などを多数持ち込む
http://2chb.net/r/newsplus/1568585092/
村総務課によると管鎗は長さ50?60センチ。村の所有で消防団が管理していた。新品で1本1万5千円という。
21日、別荘地が広がる清水高原で消防団が点検し、なくなっていることに気付いた。他地区でも調べ、清水高原で43本、下竹田地区で15本、上竹田地区で3本、上大池地区で2本の被害を確認。7月中旬に清水高原以外で点検した際はあったという。
住民が初期消火に使うため、格納箱は施錠していない。同課は今のところ消火活動に支障が出る事態ではないとするが「早めに対応を取りたい」。堤博彦・村消防団長(60)は「本当に残念。点検の回数を増やすなどしたい」としている。塩尻市や同郡朝日村によると、これまでのところ被害の情報はない。松本市は確認中としている。
全国でも盗難が相次いでおり、県消防課は自治体に見回り強化を通達。担当者は「鍵をかけると迅速な消火ができないことも考えられる。小まめに見回るなどの対策ぐらいしかできない」としている。
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