技術結集した「しゃちほこ」のプラモ完成 尼崎城PRへ
今年3月に再建された尼崎城(兵庫県尼崎市北城内)をPRしようと、市内の町工場などが技術を結集し、天守に飾られるしゃちほこのプラモデルを製作した。実物の24分の1サイズで、金型製作や量産など全工程を市内で手掛けた「メイドイン尼崎」の逸品。25日から尼崎城内などで先行販売される。(山本 晃)
城の再建を控えた2017年秋、地域環境計画研究所(同市)の役員、綱本武雄さん(43)が発案。プラモ好きの市民や町工場の従業員らと団体「プラモ尼崎城」を結成し、開発に乗り出した。樹脂やプラスチック加工を行う市内の5事業者が協力した。
当初計画した城全体の製作こそ資金面から断念したが、目標を小さなしゃちほこに変更し、インターネットのクラウドファンディングで開発資金約110万円を調達した。正確な図面が残っていない中で、写真などから形を推測。金型の作製や成形など工場各自の得意分野を生かし、うろこや尾の曲がり具合など細かな部分まで再現した。
樹脂製で高さ約5・5センチ。「子どもが組み立てやすいように」と、接着剤不要のはめ込み式で、部品の数もできる限り減らした。
協力企業の一つ、甲斐製作所(三反田町3)の甲斐将登部長(31)は「プラモを通して、尼崎の中小企業が持つ技術力を全国に知ってほしい」と話し、綱本さんは「尼崎のものづくりの力を結集できた。いずれは天守全体を作りたい」と夢を膨らませた。
全4色。グレーが800円で、赤、黄、青色が千円(いずれも税別)。25日から城のほか、阪神尼崎駅前の「あまがさき観光案内所」で販売される。9月下旬以降、全国の模型専門店でも発売される予定。
精巧に再現されたしゃちほこのプラモデル=尼崎市役所
プラモデルと「プラモ尼崎城」のメンバー、協力企業の人たち=尼崎市役所
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201907/0012545800.shtml
2019/7/25 05:30神戸新聞NEXT
今年3月に再建された尼崎城(兵庫県尼崎市北城内)をPRしようと、市内の町工場などが技術を結集し、天守に飾られるしゃちほこのプラモデルを製作した。実物の24分の1サイズで、金型製作や量産など全工程を市内で手掛けた「メイドイン尼崎」の逸品。25日から尼崎城内などで先行販売される。(山本 晃)
城の再建を控えた2017年秋、地域環境計画研究所(同市)の役員、綱本武雄さん(43)が発案。プラモ好きの市民や町工場の従業員らと団体「プラモ尼崎城」を結成し、開発に乗り出した。樹脂やプラスチック加工を行う市内の5事業者が協力した。
当初計画した城全体の製作こそ資金面から断念したが、目標を小さなしゃちほこに変更し、インターネットのクラウドファンディングで開発資金約110万円を調達した。正確な図面が残っていない中で、写真などから形を推測。金型の作製や成形など工場各自の得意分野を生かし、うろこや尾の曲がり具合など細かな部分まで再現した。
樹脂製で高さ約5・5センチ。「子どもが組み立てやすいように」と、接着剤不要のはめ込み式で、部品の数もできる限り減らした。
協力企業の一つ、甲斐製作所(三反田町3)の甲斐将登部長(31)は「プラモを通して、尼崎の中小企業が持つ技術力を全国に知ってほしい」と話し、綱本さんは「尼崎のものづくりの力を結集できた。いずれは天守全体を作りたい」と夢を膨らませた。
全4色。グレーが800円で、赤、黄、青色が千円(いずれも税別)。25日から城のほか、阪神尼崎駅前の「あまがさき観光案内所」で販売される。9月下旬以降、全国の模型専門店でも発売される予定。
精巧に再現されたしゃちほこのプラモデル=尼崎市役所
プラモデルと「プラモ尼崎城」のメンバー、協力企業の人たち=尼崎市役所
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201907/0012545800.shtml
2019/7/25 05:30神戸新聞NEXT