https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190717/k10011996151000.html
福島第一原発1号機 ずれた格納容器ふたの調査開始
2019年7月17日 19時51分福島第一
東京電力福島第一原子力発電所1号機では事故の際、水素爆発を起こした影響で、原子炉を覆っている格納容器の巨大なふたがずれて建物内の放射線量が高くなり、廃炉作業の妨げになっていることから、東京電力は、ロボットを使ってふたの状況を確認する調査を17日から始めました。
福島第一原発の1号機は事故の際、水素爆発を起こした影響で、原子炉を覆う格納容器の巨大な鉄筋コンクリート製のふたがずれたことがわかっています。
ふたは3層構造をしていて、総重量は500トン以上あり、これまでの調査ではふたの一部で1時間当たり最大2.23シーベルトの放射線量を計測するなど建物内の放射線量が高くなっています。
このため東京電力では使用済み燃料プールに残された燃料の取り出しなど1号機の廃炉作業を進めるには、ふたのずれを直したり新しい覆いを設置したりして放射線量を下げる必要があるとして17日から、ロボットをつかって詳しく状況を確認する調査を始めました。
調査では、3層構造をしているふたの上段と中段の隙間に遠隔操作でロボットを入れて、スキャナーで計測したり、ふたの表面の放射性物質を採取したりします。
東京電力は調査を来月上旬まで行いその結果を踏まえて、ふたの移動や放射線の遮へい、それに除染の必要性などを検討するとしています。
福島第一原発1号機 ずれた格納容器ふたの調査開始
2019年7月17日 19時51分福島第一
東京電力福島第一原子力発電所1号機では事故の際、水素爆発を起こした影響で、原子炉を覆っている格納容器の巨大なふたがずれて建物内の放射線量が高くなり、廃炉作業の妨げになっていることから、東京電力は、ロボットを使ってふたの状況を確認する調査を17日から始めました。
福島第一原発の1号機は事故の際、水素爆発を起こした影響で、原子炉を覆う格納容器の巨大な鉄筋コンクリート製のふたがずれたことがわかっています。
ふたは3層構造をしていて、総重量は500トン以上あり、これまでの調査ではふたの一部で1時間当たり最大2.23シーベルトの放射線量を計測するなど建物内の放射線量が高くなっています。
このため東京電力では使用済み燃料プールに残された燃料の取り出しなど1号機の廃炉作業を進めるには、ふたのずれを直したり新しい覆いを設置したりして放射線量を下げる必要があるとして17日から、ロボットをつかって詳しく状況を確認する調査を始めました。
調査では、3層構造をしているふたの上段と中段の隙間に遠隔操作でロボットを入れて、スキャナーで計測したり、ふたの表面の放射性物質を採取したりします。
東京電力は調査を来月上旬まで行いその結果を踏まえて、ふたの移動や放射線の遮へい、それに除染の必要性などを検討するとしています。