0001幻の右 ★
2019/07/15(月) 17:39:00.63ID:fRiJnqxn9「さあ、きょうもがんばりましょう」。掛け声の主は、68歳の男性だ。
朝5時半過ぎ。北九州市内の薬局「サンキュードラッグ」では、早朝の品出し作業で62〜72歳の5人のパートの高齢者が商品を運び出し、棚に陳列していた。多い人で週に5日出勤する人もいる。
店の近くに住む柴田俊典さん(68)は、妻と子どもの4人暮らし。年金と店のパート収入で家計をやりくりする。「寿命が延びて働かないわけにはいかない。陳列は腰とひざがきついです」と苦笑する。高校を卒業してから定年まで製鉄所で働いた。4年前に心筋梗塞(こうそく)で倒れ、それから健康に気を配るようになった。「仕事で体を動かし健康にもつながるし、同じ世代の人と話すきっかけにもなる」と話す。
■「動けるうちに働かないと」
自宅隣の80代の知人が先月末に亡くなった。同級生への連絡は相手の健康や安否を思うと電話をかけづらくなった。「命について考えることは年々増えている」。10年余り介護した母(享年94)を13年前にみとった。妻の懸命の介護があり仕事は続けられたが、周りでは介護離職した人のケースも耳にした。いつ自分が介護される側になるかわからない。「子どもたちのためにも悠々自適の人生とはいかない。動けるうちに働かないと」
選挙は常に投票している。参院選では年金制度の改善や福祉政策に目を向けたい。「若い世代にツケがまわらないような社会にしてほしい」。
朝日新聞社
7/15(月) 17:00
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