祖母を暴行して死亡させ、自宅に遺体を遺棄したとして傷害致死と死体遺棄の罪に問われた横浜市中区の無職、金子俊樹被告(36)に対する裁判員裁判で、横浜地裁は27日、懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役7年)を言い渡した。青沼潔裁判長は、被告が暴行時に心神喪失状態だったとして刑事責任能力を認めず、傷害致死罪については無罪とした。
死亡したのは水野悠紀子さん(当時76歳)。青沼裁判長は判決理由で、暴行を加えていなければ、疑いをかけられる危険を冒してまで遺体を運ぶとは考えられないとして、金子被告が暴行して水野さんを死亡させ、死体を遺棄したと認定した。
一方、暴行時は統合失調症の影響で「幻覚妄想により善悪を判断する能力、行動をコントロールする能力が失われていたことは否定できない」として、傷害致死罪は無罪とした。死体遺棄罪は認めた。
判決によると、金子被告は2017年6月14〜16日の間に、横浜市中区の自宅マンションの部屋に水野さんの遺体を運んで遺棄した。【洪〓香】
毎日新聞 2019年6月28日
https://mainichi.jp/articles/20190628/ddl/k14/040/045000c?inb=ra
死亡したのは水野悠紀子さん(当時76歳)。青沼裁判長は判決理由で、暴行を加えていなければ、疑いをかけられる危険を冒してまで遺体を運ぶとは考えられないとして、金子被告が暴行して水野さんを死亡させ、死体を遺棄したと認定した。
一方、暴行時は統合失調症の影響で「幻覚妄想により善悪を判断する能力、行動をコントロールする能力が失われていたことは否定できない」として、傷害致死罪は無罪とした。死体遺棄罪は認めた。
判決によると、金子被告は2017年6月14〜16日の間に、横浜市中区の自宅マンションの部屋に水野さんの遺体を運んで遺棄した。【洪〓香】
毎日新聞 2019年6月28日
https://mainichi.jp/articles/20190628/ddl/k14/040/045000c?inb=ra