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2019/05/20(月) 22:42:09.62ID:T0del2lY9https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20190520/5020003132.html
2019年05月20日 15時37分,NHK NEWS WEB,北九州 NEWS WEB
石炭火力発電プラントの部材などを製造する北九州市の鉄鋼メーカーが、需要の落ち込みを受けて、自主廃業する方針を決めたことがわかりました。
自主廃業の方針を決めたのは、北九州市戸畑区にある鉄鋼メーカー、「日本鋳鍛鋼」です。
「日本鋳鍛鋼」は1970年、今の「日本製鉄」や「三菱重工業」が出資して設立されました。
発電用タービンなどの基幹部品として使われる鋳鋼品を製造していて、その技術は世界トップクラスとされています。
会社によりますと、ピーク時の2009年3月期には売り上げが335億円でしたが、
8年前の東京電力福島第一原子力発電所の事故など電力業界の環境の変化などを受けて、
2018年3月期には売り上げが173億円にとどまり18億9000万円の赤字になったということです。
加えて、二酸化炭素を多く排出する石炭火力発電プラントが全国で新設の計画中止が相次ぐ中、
今後の先行きが見通せないとして今月15日に開いた取締役会で自主廃業の方針を決めたということです。
会社では、およそ550人の従業員の雇用については個別に希望を聞いたうえで再就職先をあっせんするほか、
取引先にはこれまでの受注分は納品したうえで、来年3月末をめどに生産を終了すると説明しているということです。
「日本鋳鍛鋼」は「従業員をはじめ、関係先や地域社会には大変ご迷惑をおかけしますが、
影響を最小限とすべく最後まで力を尽くします」としています。
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