JOC=日本オリンピック委員会は、竹田恒和会長の退任表明を受け、柔道で国民栄誉賞を受賞した山下泰裕氏を軸に後任選びを本格化させることになります。JOCを中心とした招致活動に向けられた国内外からの疑惑を払拭(ふっしょく)するために、新たな態勢のもとで信頼回復に取り組むことが求められます。
JOCの竹田会長をめぐっては、みずからがトップを務めた東京大会の招致委員会が、シンガポールのコンサルタント会社に支払ったおよそ2億2000万円について贈賄の疑いが持ち上がり、フランスの裁判所が裁判を開くかどうかを審査する「予審手続き」を進めています。
竹田会長は一貫して潔白を主張していますが、IOC=国際オリンピック委員会の強い懸念などもあり、19日、ことし6月の任期満了での会長退任を表明しました。
これを受けてJOCは後任選びを本格化させますが、大会関係者の間で推す声が高まっている、ロサンゼルスオリンピック柔道無差別の金メダリストで国民栄誉賞を受賞した山下泰裕常務理事を軸に選考が進む見通しです。
竹田会長は退任を表明しましたが、オリンピック招致に関わる贈賄の疑いは持たれたままで、国内外から厳しい目が向けられています。
今後、冬の札幌オリンピックの招致などを目指すうえでも、JOCには、新たな態勢のもとで今回傷ついた国際的な信頼の回復に取り組むことが求められます。
2019年3月20日 4時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190320/k10011854091000.html?utm_int=news_contents_news-main_003
JOCの竹田会長をめぐっては、みずからがトップを務めた東京大会の招致委員会が、シンガポールのコンサルタント会社に支払ったおよそ2億2000万円について贈賄の疑いが持ち上がり、フランスの裁判所が裁判を開くかどうかを審査する「予審手続き」を進めています。
竹田会長は一貫して潔白を主張していますが、IOC=国際オリンピック委員会の強い懸念などもあり、19日、ことし6月の任期満了での会長退任を表明しました。
これを受けてJOCは後任選びを本格化させますが、大会関係者の間で推す声が高まっている、ロサンゼルスオリンピック柔道無差別の金メダリストで国民栄誉賞を受賞した山下泰裕常務理事を軸に選考が進む見通しです。
竹田会長は退任を表明しましたが、オリンピック招致に関わる贈賄の疑いは持たれたままで、国内外から厳しい目が向けられています。
今後、冬の札幌オリンピックの招致などを目指すうえでも、JOCには、新たな態勢のもとで今回傷ついた国際的な信頼の回復に取り組むことが求められます。
2019年3月20日 4時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190320/k10011854091000.html?utm_int=news_contents_news-main_003