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旧優生保護法訴訟 70代原告が初証言「今も苦しい」仙台地裁
2019年2月8日 18時28分
旧優生保護法のもとで、障害を理由に不妊手術を強制されたとして、女性2人が国に賠償を求めている裁判が仙台地方裁判所で開かれ、70代の原告の女性が「人生は戻ってこないし、今も体に痛みがあって精神的にもすごく苦しい」と訴えました。旧優生保護法をめぐる一連の裁判で、原告が法廷で証言するのは初めてです。
宮城県内に住む60代と70代の女性2人は、旧優生保護法のもとで、知的障害などを理由に同意がないまま不妊手術を受けさせられ、人権を踏みにじられたとして、合わせて4900万円余りの賠償を国に求めています。
国は「手術から20年がすぎ、賠償を求める権利は消滅している」などとして、訴えを退けるよう求めています。
8日、仙台地方裁判所で開かれた裁判では、70代の原告の女性と60代の原告の女性の代理として、義理の姉の2人が証言台に立ちました。
原告の義理の姉は「何のために妹が手術されたのか、ずっと疑問に思ってきました。妹の母親が切なそうに手術のことを伝えてきた状況は、今でも脳裏に焼き付いています」と述べました。
また、70代の原告の女性は「16歳の時、知的障害はなかったにもかかわらず、何も説明されないまま診療所に連れて行かれ、手術を受けさせられました。人生は戻ってこないし、今も体に痛みがあって、精神的にもすごく苦しい。国に謝罪をしてほしい」と述べました。
原告の弁護士によりますと、旧優生保護法をめぐっては、全国の7つの地方裁判所で19人が提訴していますが、原告が法廷で証言するのは今回が初めてです。
旧優生保護法訴訟 70代原告が初証言「今も苦しい」仙台地裁
2019年2月8日 18時28分
旧優生保護法のもとで、障害を理由に不妊手術を強制されたとして、女性2人が国に賠償を求めている裁判が仙台地方裁判所で開かれ、70代の原告の女性が「人生は戻ってこないし、今も体に痛みがあって精神的にもすごく苦しい」と訴えました。旧優生保護法をめぐる一連の裁判で、原告が法廷で証言するのは初めてです。
宮城県内に住む60代と70代の女性2人は、旧優生保護法のもとで、知的障害などを理由に同意がないまま不妊手術を受けさせられ、人権を踏みにじられたとして、合わせて4900万円余りの賠償を国に求めています。
国は「手術から20年がすぎ、賠償を求める権利は消滅している」などとして、訴えを退けるよう求めています。
8日、仙台地方裁判所で開かれた裁判では、70代の原告の女性と60代の原告の女性の代理として、義理の姉の2人が証言台に立ちました。
原告の義理の姉は「何のために妹が手術されたのか、ずっと疑問に思ってきました。妹の母親が切なそうに手術のことを伝えてきた状況は、今でも脳裏に焼き付いています」と述べました。
また、70代の原告の女性は「16歳の時、知的障害はなかったにもかかわらず、何も説明されないまま診療所に連れて行かれ、手術を受けさせられました。人生は戻ってこないし、今も体に痛みがあって、精神的にもすごく苦しい。国に謝罪をしてほしい」と述べました。
原告の弁護士によりますと、旧優生保護法をめぐっては、全国の7つの地方裁判所で19人が提訴していますが、原告が法廷で証言するのは今回が初めてです。