9/28(金) 11:37配信
「塀のない刑務所」として知られる愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から今年4月に逃走し、3週間にわたる逃亡中に車や原付きバイク、現金を盗んだなどとして、単純逃走や窃盗などの罪に問われた平尾龍磨被告(27)に対し、松山地裁(末弘陽一裁判長)は28日、懲役4年(求刑・懲役6年)の判決を言い渡した。末弘裁判長は「(刑務所の)開放的処遇という趣旨をないがしろにしており悪質」と指摘した。
平尾被告は4月8日午後6時ごろ、作業場の寮舎1階にある窓から脱走し、近くの民家から乗用車などを盗んで広島県尾道市の向島へ。無人家屋の屋根裏に潜伏した後、海を渡って本州側でも窃盗を繰り返したなどとして起訴された。
平尾被告は4月30日、広島市内で身柄を確保された。逃走前の刑期は2020年1月までで、それより前に保釈される可能性もあったにもかかわらず、逃走した理由について、平尾被告は公判で「作業場の問題点を世間に知らしめ、改善したかった」と説明。検察側は「規律違反で、受刑者による自治会の委員から外されるなどした平尾被告が挫折感を抱き、逃走した」などと主張していた。【中川祐一、遠藤龍】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00000029-mai-soci
「塀のない刑務所」として知られる愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から今年4月に逃走し、3週間にわたる逃亡中に車や原付きバイク、現金を盗んだなどとして、単純逃走や窃盗などの罪に問われた平尾龍磨被告(27)に対し、松山地裁(末弘陽一裁判長)は28日、懲役4年(求刑・懲役6年)の判決を言い渡した。末弘裁判長は「(刑務所の)開放的処遇という趣旨をないがしろにしており悪質」と指摘した。
平尾被告は4月8日午後6時ごろ、作業場の寮舎1階にある窓から脱走し、近くの民家から乗用車などを盗んで広島県尾道市の向島へ。無人家屋の屋根裏に潜伏した後、海を渡って本州側でも窃盗を繰り返したなどとして起訴された。
平尾被告は4月30日、広島市内で身柄を確保された。逃走前の刑期は2020年1月までで、それより前に保釈される可能性もあったにもかかわらず、逃走した理由について、平尾被告は公判で「作業場の問題点を世間に知らしめ、改善したかった」と説明。検察側は「規律違反で、受刑者による自治会の委員から外されるなどした平尾被告が挫折感を抱き、逃走した」などと主張していた。【中川祐一、遠藤龍】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00000029-mai-soci