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豪雨被害の広島 三原 住民から洪水対策に批判
2018年9月25日 4時31分西日本豪雨
ことし7月の豪雨で広い範囲で浸水被害が出た広島県三原市で、県などによる説明会が24日開かれ、住民からはこれまでの洪水対策などについて批判や疑問の声が相次ぎました。
三原市ではことし7月の豪雨災害で市内を流れる沼田川などの川があふれ、2500棟余りの建物が浸水被害を受けました。
24日、三原市内で最も被害が大きかった本郷町船木地区で、県と市による住民説明会が初めて開かれ、およそ300人が集まりました。
この中で住民からは、川に堆積した土砂や中州に生えた樹木などを放置していたことが氾濫の一因になったのではないかなどと、これまでの洪水対策について批判や疑問の声が相次ぎました。
これに対して県や三原市は「有識者が集まった検討会で今後検証を進めながら、河川の状況が浸水被害にどのように影響したかきちんと説明していきたい」と述べたうえで、検証結果を基に今後の防災対策を見直す考えを示しました。
また、住民が自主的に避難していた施設が水につかったため、より安全に避難できる場所を確保してほしいといった意見も出されていました。
自宅が浸水した45歳の女性は「同じような災害が起きた場合を想定して、水害に対応できる安全な避難所を作ってもらいたい」と話していました。