0001記憶たどり。 ★
2018/07/12(木) 10:55:34.84ID:CAP_USER9日に日に被害が広がる今回の豪雨災害。被災地を支援したいと、今、まさに段ボールにさまざまな物資を詰め込んでいる人、
いらっしゃるかもしれません。でもその支援、ちょっと待ってください。
ちょっと待って(1)季節外れの衣服
岡山県倉敷市は10日、支援物資の受け入れを一時的に休止すると発表しました。
その訳は、物資を保管するスペースや、仕分けの職員が足りないため。
さらに、届いた物資の中には秋冬の衣服なども多く、スペースを圧迫してしまっているということです。
季節にあわないものはかえって被災地を混乱させてしまいます。
ちょっと待って(2)千羽鶴
こんなツイートも話題になっています。
「折り鶴を贈るのはやめてください。場所もとるうえ重く、モノがモノですから捨てづらいです。
折り鶴を作る費用を募金してください。お願いします」
東日本大震災で被災したある自治体の担当者によると、全国からお見舞いや激励のメッセージが添えられた
千羽鶴や絵画、般若心経の書写などが届いたということです。多くは仮設住宅の集会所に飾ったということですが、
事前の連絡なく大量に届いた場合などには、飾る場所がなく残念ながら処分せざるをえないケースもあったといいます。
自治体の担当者は、「おひとりおひとりの応援してくださる気持ちは大変励みになりました。ただ、西日本の被災地では
今はニーズに即した物資がいちばん喜ばれるのではないでしょうか」と話していました。
ちょっと待って(3)ペットフード
ペットを飼っている人は、被災者と一緒に避難しているペットのことが気がかりだと思います。気持ちはわかりますが、
今、ペットフードを送るのもちょっと待ってください。
熊本市中央区にある竜之介動物病院の徳田竜之介院長はこう指摘します。
「ペットフードは湿気に気をつけないとカビが発生し、それを食べておう吐下痢が始まってしまう。災害直後に
ペットフードを送ると被災地は困るので状況を見てからにしてください」
徳田さんがこう話すのは2年前の熊本地震の経験から。当時この病院では、ペット同伴の被災者を延べ1500組受け入れました。
SNSでそのことを知った全国の愛犬家などからペットフードが毎日、3トントラックで何往復も届き、260平方メートルある駐車場は
あっというまに物資で埋まったといいます。中には賞味期限が迫っているものや、開封済みの食べかけのものまで…。
人間と同じで「ペットもまずは食料だろう」と考えがちですが、徳田さんによると、災害時に動物たちは環境変化のストレスで
食欲がなく熊本地震の時も1週間程度は水以外ほとんど口にしなかったそうです。
また、犬種や年齢によってペットフードの種類も違います。結局、せっかく届けられたペットフードの大半は余ってしまったということです。
もし送るなら腐らないもの。たとえば、首輪や動物のキャリーケース。着の身着のまま避難した飼い主も多いため、
避難所に身を寄せることになったときにはこれらが必要です。最も汎用性(はんようせい)が高いのはペットシーツで
人が使うトイレにも代用できるからだそうです。