◆清水港で金密輸摘発 中国人船員108万円脱税
清水港(静岡市清水区)で3月中旬、中国籍貨物船に乗る中国人船員の男(32)が金地金約3キロ(1360万円相当)を密輸入し、名古屋税関清水税関支署と清水署に摘発されていたことが、2日までの関係者への取材で分かった。
名古屋税関によると、金地金の密輸入は空港での発覚が多く、船員の摘発は珍しいという。
関係者によると、男は同月上旬に中国・上海港から金地金を携行して貨物船に乗り、同月中旬に清水港袖師第1埠頭(ふとう)で下船する際、上着の内ポケットに隠し税関に申告せず上陸した。
金を輸入する際には消費税8%が課税されるため、脱税額は約108万7千円に上る。
持ち込んだ金は国内の貴金属店などで課税分を上乗せした金額で買い取られるため、消費税が8%に引き上げられた2014年以降、全国で密輸が相次いでいる。
航空便の国際線や旅客船の利用者が手荷物や衣類などに隠し持ち込む手口が多く、県外では金塊を繰り返し密輸した事件の摘発例もある。
清水港で摘発された中国人船員の男は、関税法違反、消費税法違反などの罪で起訴され、静岡地裁で懲役1年、執行猶予3年、罰金30万円の有罪判決を受けた。
男は金地金を運ぶ実行役で、共犯者から指示を受けていたとみられている。
解説図:金密輸の仕組み
静岡新聞 2018/7/3 07:40
http://www.at-s.com/sp/news/article/social/shizuoka/509911.html
清水港(静岡市清水区)で3月中旬、中国籍貨物船に乗る中国人船員の男(32)が金地金約3キロ(1360万円相当)を密輸入し、名古屋税関清水税関支署と清水署に摘発されていたことが、2日までの関係者への取材で分かった。
名古屋税関によると、金地金の密輸入は空港での発覚が多く、船員の摘発は珍しいという。
関係者によると、男は同月上旬に中国・上海港から金地金を携行して貨物船に乗り、同月中旬に清水港袖師第1埠頭(ふとう)で下船する際、上着の内ポケットに隠し税関に申告せず上陸した。
金を輸入する際には消費税8%が課税されるため、脱税額は約108万7千円に上る。
持ち込んだ金は国内の貴金属店などで課税分を上乗せした金額で買い取られるため、消費税が8%に引き上げられた2014年以降、全国で密輸が相次いでいる。
航空便の国際線や旅客船の利用者が手荷物や衣類などに隠し持ち込む手口が多く、県外では金塊を繰り返し密輸した事件の摘発例もある。
清水港で摘発された中国人船員の男は、関税法違反、消費税法違反などの罪で起訴され、静岡地裁で懲役1年、執行猶予3年、罰金30万円の有罪判決を受けた。
男は金地金を運ぶ実行役で、共犯者から指示を受けていたとみられている。
解説図:金密輸の仕組み
静岡新聞 2018/7/3 07:40
http://www.at-s.com/sp/news/article/social/shizuoka/509911.html