5月31日 18時56分
去年施行された改正道路交通法で、普通免許で運転できる車両の総重量が引き下げられたことを受けて、改正後に普通免許を取得した消防団員でも運転できる小型の消防ポンプ車が開発され、31日、公開されました。
この消防ポンプ車は、大手消防車メーカーの「モリタ」が開発したもので、東京 江東区で開かれている「東京国際消防防災展」で公開されました。
去年3月に施行された改正道路交通法では、普通免許で運転できる車両の総重量が「5トン未満」から「3.5トン未満」に引き下げられました。
総務省消防庁によりますと、去年4月1日の時点で、全国の消防団が消火活動に使う消防ポンプ車などの車のうち、37.5%が「3.5トン以上」で、法改正後に普通免許を取得した団員が運転できなくなるおそれがあると指摘されています。
今回開発されたポンプ車は、総重量がおよそ3.2トンで、車体の材料を従来とは別の軽いものに変えたほか、排ガス規制をクリアできるエンジンを搭載しているということです。一方、価格は、従来の「3.5トン以上」のものと変わらないということです。
消防ポンプ車の販売にあたっては、国への届け出が義務づけられていて、総務省消防庁によりますと、道路交通法の改正後、3.5トン未満の消防ポンプ車が届け出られたのはこれが初めてだということです。
「モリタ」の尾形和美社長は「新しい免許制度でも運転できるポンプ車を提供し、日本の消防力が低下しないよう努めていきたい」と話していました。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180531/k10011460251000.html