今月21日、アメリカ軍岩国基地で拘束されていた海兵隊員がフェンスを乗り越え、一時基地の外に逃げた問題について、村岡知事は25日の会見で「住民の不安を増大させるもので遺憾だ」と述べたうえで、国やアメリカ軍側に再発防止の徹底を求めたことを明らかにしました。
今月21日、アメリカ軍岩国基地で拘束されていた海兵隊員がフェンスを乗り越えて逃走し、保護の要請を受けた警察がおよそ3時間後に近くの住宅街で見つけてアメリカ軍側に引き渡しました。
この問題について、村岡知事は25日の会見で「直接住民に被害を与えるものではなかったが、周辺住民の不安を増大させるもので大変遺憾に思っている」と述べました。
その上で、国やアメリカ軍側に再発防止の徹底を要請したのに対し、基地側から「真摯に受け止め最善を尽くす」という回答があったことを明らかにしました。
また、24日、岩国基地に所属する最新鋭のステルス戦闘機「F35」1機が福岡県の航空自衛隊の基地に緊急着陸したことについては、「原因は不明で、引き続き地元の岩国市とともに国などに原因究明を求めていきたい」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20180425/4060000297.html