【ニューヨーク=平野麻理子】米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は21日、米下院の議会証言で「日本との自由貿易協定(FTA)交渉を希望している」と述べた。23日に発動する予定の鉄鋼とアルミニウムの輸入制限では、4月末までに一部の国に対して適用除外手続きを済ませる考えを示した。北米自由貿易協定(NAFTA)加盟国や韓国などが除外対象となる見通し。
米国の通商政策を仕切るライトハイザー氏は「米国人のためになる貿易協定の交渉を進める」と強調。日本が環太平洋経済連携協定(TPP)関連の手続きを終えた後に、日米FTA交渉を本格化させるとの見通しを示した。NAFTAの再交渉については「かなりの進展が見られている」と指摘した。
米国は23日から鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課す輸入制限を発動させる。さらに中国の知的財産侵害に対する制裁措置も近く導入する。ライトハイザー氏は「世界貿易機関(WTO)は市場経済社会でない中国を扱うには完全に力不足だ」と指摘、独自制裁の必要性を強調した。鉄鋼とアルミニウムへの追加関税では適用除外の「要望が多く届いている」といい、オーストラリアやアルゼンチン、欧州連合(EU)とも適用除外の交渉を進めているという。
2018/3/22 6:42
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28412070S8A320C1000000/
米国の通商政策を仕切るライトハイザー氏は「米国人のためになる貿易協定の交渉を進める」と強調。日本が環太平洋経済連携協定(TPP)関連の手続きを終えた後に、日米FTA交渉を本格化させるとの見通しを示した。NAFTAの再交渉については「かなりの進展が見られている」と指摘した。
米国は23日から鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課す輸入制限を発動させる。さらに中国の知的財産侵害に対する制裁措置も近く導入する。ライトハイザー氏は「世界貿易機関(WTO)は市場経済社会でない中国を扱うには完全に力不足だ」と指摘、独自制裁の必要性を強調した。鉄鋼とアルミニウムへの追加関税では適用除外の「要望が多く届いている」といい、オーストラリアやアルゼンチン、欧州連合(EU)とも適用除外の交渉を進めているという。
2018/3/22 6:42
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28412070S8A320C1000000/