https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180301/k10011346941000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_015
3月1日 2時03分
シリアのアサド政権は、激しい空爆などを行ってきた首都近郊の東グータ地区へ、地上部隊を進めて一部の地域を制圧し、今後、地上戦が本格化した場合、巻き添えとなる住民がさらに増えることが懸念されています。
シリアのアサド政権は、ロシア軍の支援を受けて首都ダマスカス近郊にある反政府勢力の拠点、東グータ地区を完全に包囲したうえで、激しい空爆や砲撃を続けています。
さらに、内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」によりますと、28日、アサド政権は東グータ地区へ東側から地上部隊を進め、反政府側との激しい戦闘の末、一部の地域を制圧したということです。
政権側は前日の27日、住民を地区の外に退避させるための避難路を設けましたが、退避は進まず、反政府側が住民を「人間の盾」にして、退避を阻んでいると非難しています。
政権側が今後、地区全体の制圧に向けて反政府側への攻撃を強めるおそれがあり、このまま地上戦が本格化した場合、攻撃の巻き添えとなる住民がさらに増えることが懸念されています。
シリア人権監視団によりますと、政権側が攻勢を強めた2月18日以降、これまでに犠牲になった住民は、147人の子どもを含む601人にのぼるということです。
3月1日 2時03分
シリアのアサド政権は、激しい空爆などを行ってきた首都近郊の東グータ地区へ、地上部隊を進めて一部の地域を制圧し、今後、地上戦が本格化した場合、巻き添えとなる住民がさらに増えることが懸念されています。
シリアのアサド政権は、ロシア軍の支援を受けて首都ダマスカス近郊にある反政府勢力の拠点、東グータ地区を完全に包囲したうえで、激しい空爆や砲撃を続けています。
さらに、内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」によりますと、28日、アサド政権は東グータ地区へ東側から地上部隊を進め、反政府側との激しい戦闘の末、一部の地域を制圧したということです。
政権側は前日の27日、住民を地区の外に退避させるための避難路を設けましたが、退避は進まず、反政府側が住民を「人間の盾」にして、退避を阻んでいると非難しています。
政権側が今後、地区全体の制圧に向けて反政府側への攻撃を強めるおそれがあり、このまま地上戦が本格化した場合、攻撃の巻き添えとなる住民がさらに増えることが懸念されています。
シリア人権監視団によりますと、政権側が攻勢を強めた2月18日以降、これまでに犠牲になった住民は、147人の子どもを含む601人にのぼるということです。