参加者が「めしめし〜」「しるっ、しる〜」と叫びながら限界までご飯や汁物などを食べた奇習「おこもり」=15日午後9時20分ごろ、佐井村
青森県の下北半島西部にある佐井村牛滝地区の神明宮で15日夜、奇習「おこもり」が行われた。参加者と給仕役が「めしめし〜」「食えっ、食え〜」などと激しく応酬。参加者は容赦なく盛られるご飯や汁物などを限界までかき込んだ。
豊漁や無病息災などを願う神事として江戸時代ごろに始まったとされ、毎年12月15日と1月15日に行われる。
会場では地元の女性たちが大量のご飯、豆腐ときのこのすまし汁、ゼンマイのからしあえ、たくあんの4品が載ったお膳を用意。年配者や子どもらが対象の「1番膳」は午後9時15分すぎに始まり、参加者は次々と平らげては箸で器をたたきながらお代わりを要求。ただ4杯、5杯と進むにつれて勢いは落ち、今度は給仕役が懸命に鼓舞しながら食べさせていた。
この後も若者対象の2番膳、女性陣らによる3番膳と続き、普段は静かな冬の漁村に夜遅くまで叫び声や笑い声が響き渡った。
今年3月に村の漁師縁組事業で村内に移住し、初参加だった家洞昌太さん(19)は「皆さんと交流できる楽しい行事。ご飯も5杯ぐらい食べられたし、これからたくさん魚が捕れればいいな」と話していた。
配信12/16(土) 12:18
デーリー東北新聞社
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00010003-dtohoku-l02
青森県の下北半島西部にある佐井村牛滝地区の神明宮で15日夜、奇習「おこもり」が行われた。参加者と給仕役が「めしめし〜」「食えっ、食え〜」などと激しく応酬。参加者は容赦なく盛られるご飯や汁物などを限界までかき込んだ。
豊漁や無病息災などを願う神事として江戸時代ごろに始まったとされ、毎年12月15日と1月15日に行われる。
会場では地元の女性たちが大量のご飯、豆腐ときのこのすまし汁、ゼンマイのからしあえ、たくあんの4品が載ったお膳を用意。年配者や子どもらが対象の「1番膳」は午後9時15分すぎに始まり、参加者は次々と平らげては箸で器をたたきながらお代わりを要求。ただ4杯、5杯と進むにつれて勢いは落ち、今度は給仕役が懸命に鼓舞しながら食べさせていた。
この後も若者対象の2番膳、女性陣らによる3番膳と続き、普段は静かな冬の漁村に夜遅くまで叫び声や笑い声が響き渡った。
今年3月に村の漁師縁組事業で村内に移住し、初参加だった家洞昌太さん(19)は「皆さんと交流できる楽しい行事。ご飯も5杯ぐらい食べられたし、これからたくさん魚が捕れればいいな」と話していた。
配信12/16(土) 12:18
デーリー東北新聞社
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00010003-dtohoku-l02