フィリピン大統領、南部ミンダナオ島の戒厳令を延長 議会が承認
2017/12/13 15:06
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24579180T11C17A2FF1000/
【マニラ=遠藤淳】フィリピンの議会は13日、南部ミンダナオ島に敷かれた戒厳令について、ドゥテルテ大統領が示した1年間延長の方針を承認した。戒厳令は2018年末まで延長された。イスラム過激派による武装蜂起は鎮圧したものの、テロ拡散を防ぐため、ドゥテルテ氏は共産勢力など他の過激派の掃討作戦を続ける構えだ。
「戒厳令の延長で反乱を完全に鎮圧し、他の地域に拡散するのを防げる」。ドゥテルテ氏は11日、議会に書簡を提出し、今年末に期限を迎える戒厳令を延長することが必要だと主張。これを受けて上下両院は13日、特別合同議会を開催した。
約4時間の審議の後、決議に入り、240票の賛成多数で戒厳令延長を承認した。反対は27票だった。ドゥテルテ氏は共産勢力の制圧にも乗り出す可能性をほのめかしており、反政府勢力に対し一段と強硬姿勢で臨む構えだ。
2017/12/13 15:06
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24579180T11C17A2FF1000/
【マニラ=遠藤淳】フィリピンの議会は13日、南部ミンダナオ島に敷かれた戒厳令について、ドゥテルテ大統領が示した1年間延長の方針を承認した。戒厳令は2018年末まで延長された。イスラム過激派による武装蜂起は鎮圧したものの、テロ拡散を防ぐため、ドゥテルテ氏は共産勢力など他の過激派の掃討作戦を続ける構えだ。
「戒厳令の延長で反乱を完全に鎮圧し、他の地域に拡散するのを防げる」。ドゥテルテ氏は11日、議会に書簡を提出し、今年末に期限を迎える戒厳令を延長することが必要だと主張。これを受けて上下両院は13日、特別合同議会を開催した。
約4時間の審議の後、決議に入り、240票の賛成多数で戒厳令延長を承認した。反対は27票だった。ドゥテルテ氏は共産勢力の制圧にも乗り出す可能性をほのめかしており、反政府勢力に対し一段と強硬姿勢で臨む構えだ。