http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171031/k10011206241000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003
10月31日 21時14分
オーストラリア政府は隣国に設置していた難民認定を求める人たちの収容施設を批判を受けて閉鎖し、およそ600人に別の施設に移るよう指示しましたが、人権団体などから先行きを懸念する声が上がっています。
オーストラリア政府は不法入国を厳しく取り締まる政策をとっていて、中東や東南アジアなどから難民認定を求めて船で入国しようとした人たちを沖合で拘束したあと、隣国のパプアニューギニアなど南太平洋の島国の施設に収容しています。
しかし、国際社会や人権団体から批判が出ているほか、去年、パプアニューギニアの最高裁判所が憲法違反だとする判断を示したことを受け、オーストラリア政府は31日、パプアニューギニアのマヌス島で運営していた収容施設を閉鎖しました。
そして、収容されていたおよそ600人に島内にある3つの施設に移るよう指示しました。しかし、いずれも周辺は治安が悪いことや先行きへの懸念から、多くの人は閉鎖された収容施設に今もとどまっています。
その1人はNHKの電話取材に対し「食事や水の提供が打ち切られ、これからどうなるのかわからず不安です。安全な国に受け入れてもらい自由に生きたいです」と話していました。
施設は1日、パプアニューギニアの海軍に引き渡される予定ですが、人権団体などは人々が強制的に移動させられる可能性もあるとして、今後の処遇に懸念を示しています。
10月31日 21時14分
オーストラリア政府は隣国に設置していた難民認定を求める人たちの収容施設を批判を受けて閉鎖し、およそ600人に別の施設に移るよう指示しましたが、人権団体などから先行きを懸念する声が上がっています。
オーストラリア政府は不法入国を厳しく取り締まる政策をとっていて、中東や東南アジアなどから難民認定を求めて船で入国しようとした人たちを沖合で拘束したあと、隣国のパプアニューギニアなど南太平洋の島国の施設に収容しています。
しかし、国際社会や人権団体から批判が出ているほか、去年、パプアニューギニアの最高裁判所が憲法違反だとする判断を示したことを受け、オーストラリア政府は31日、パプアニューギニアのマヌス島で運営していた収容施設を閉鎖しました。
そして、収容されていたおよそ600人に島内にある3つの施設に移るよう指示しました。しかし、いずれも周辺は治安が悪いことや先行きへの懸念から、多くの人は閉鎖された収容施設に今もとどまっています。
その1人はNHKの電話取材に対し「食事や水の提供が打ち切られ、これからどうなるのかわからず不安です。安全な国に受け入れてもらい自由に生きたいです」と話していました。
施設は1日、パプアニューギニアの海軍に引き渡される予定ですが、人権団体などは人々が強制的に移動させられる可能性もあるとして、今後の処遇に懸念を示しています。