http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171019/k10011182381000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001
10月19日 6時43分
アメリカのティラーソン国務長官は中国が南シナ海で海洋進出を強めるなどして、アジアの秩序を損ねていると強く批判し、来週のインド訪問を前に、インドとの戦略的関係を一層強化する方針を示しました。
アメリカのティラーソン国務長官は来週のインド訪問を前に18日、ワシントンで対インド政策について講演しました。
この中でティラーソン長官は「インドは他国の主権を尊重する枠組みの中で行動しているのに対し、中国の南シナ海での挑発的なふるまいは国際法や規範に挑むものだ。法に基づく秩序への中国の挑戦にひるむことはない」と述べ、中国を名指しで強く批判しました。
そのうえで「トランプ政権はインドとのパートナーシップを劇的に深める決意だ」と述べ、中国の台頭を念頭に歴代政権が続けてきたインドとの関係強化にさらに力を入れ、軍備の増強の支援などを進める方針を示しました。
また、ティラーソン長官はアメリカとインド、日本による安全保障分野などでの3か国の連携に、今後オーストラリアを加え、協力していくことにも強い意欲を見せました。
トランプ政権は北朝鮮の核・ミサイル開発への対応で、中国との協力を重視していますが、一方で海洋進出やインフラ開発の支援を通じたアジア各国への影響力拡大の動きに懸念も強めていて、インドとの関係強化を打ち出すことで、こうした動きをけん制する狙いがあると見られます。
10月19日 6時43分
アメリカのティラーソン国務長官は中国が南シナ海で海洋進出を強めるなどして、アジアの秩序を損ねていると強く批判し、来週のインド訪問を前に、インドとの戦略的関係を一層強化する方針を示しました。
アメリカのティラーソン国務長官は来週のインド訪問を前に18日、ワシントンで対インド政策について講演しました。
この中でティラーソン長官は「インドは他国の主権を尊重する枠組みの中で行動しているのに対し、中国の南シナ海での挑発的なふるまいは国際法や規範に挑むものだ。法に基づく秩序への中国の挑戦にひるむことはない」と述べ、中国を名指しで強く批判しました。
そのうえで「トランプ政権はインドとのパートナーシップを劇的に深める決意だ」と述べ、中国の台頭を念頭に歴代政権が続けてきたインドとの関係強化にさらに力を入れ、軍備の増強の支援などを進める方針を示しました。
また、ティラーソン長官はアメリカとインド、日本による安全保障分野などでの3か国の連携に、今後オーストラリアを加え、協力していくことにも強い意欲を見せました。
トランプ政権は北朝鮮の核・ミサイル開発への対応で、中国との協力を重視していますが、一方で海洋進出やインフラ開発の支援を通じたアジア各国への影響力拡大の動きに懸念も強めていて、インドとの関係強化を打ち出すことで、こうした動きをけん制する狙いがあると見られます。