http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171016/k10011179301000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001
フィリピン政府は、南部ミンダナオ島で続く過激派組織IS=イスラミックステートを支持する武装勢力との戦闘で、現地のイスラム過激派組織「アブサヤフ」の最高幹部を殺害したと発表し、5か月近くにわたる戦闘は大詰めにさしかかろうとしています。
フィリピンのロレンザーナ国防相は、16日、記者会見を開き、南部ミンダナオ島の都市マラウィで続く戦闘で軍の地上部隊が16日朝、掃討作戦を実施し、現地のイスラム過激派組織「アブサヤフ」の最高幹部、イスニロン・ハピロン容疑者を殺害したと発表しました。
ハピロン容疑者は、アメリカが重要指名手配のテロリストとして懸賞金500万ドルをかけて行方を追っていた人物で、3年前にはISに忠誠を誓い、その後、IS側からフィリピンの指導者に指名されたとされています。
ハピロン容疑者はことし5月、同じくISを支持する地元のイスラム武装勢力「マウテグループ」と組んでISの拠点構築を図ろうとして軍との間で戦闘が始まり、これまでに市民47人を含む1000人余りが死亡しています。
ロレンザーナ国防相は、16日朝の掃討作戦で「マウテグループ」を立ち上げた1人で、指名手配されているオマル・マウテ容疑者も殺害したことを明らかにしました。
マラウィでは、軍が激しい抵抗を続ける武装勢力側を市街地の一角にまで追い詰めており、ロレンザーナ国防相は「2人の殺害は戦闘の終結が近いことを示している」と述べ、武装勢力側の制圧に向けて戦闘が大詰めにさしかかっていることを強調しました。
10月16日 15時07分
フィリピン政府は、南部ミンダナオ島で続く過激派組織IS=イスラミックステートを支持する武装勢力との戦闘で、現地のイスラム過激派組織「アブサヤフ」の最高幹部を殺害したと発表し、5か月近くにわたる戦闘は大詰めにさしかかろうとしています。
フィリピンのロレンザーナ国防相は、16日、記者会見を開き、南部ミンダナオ島の都市マラウィで続く戦闘で軍の地上部隊が16日朝、掃討作戦を実施し、現地のイスラム過激派組織「アブサヤフ」の最高幹部、イスニロン・ハピロン容疑者を殺害したと発表しました。
ハピロン容疑者は、アメリカが重要指名手配のテロリストとして懸賞金500万ドルをかけて行方を追っていた人物で、3年前にはISに忠誠を誓い、その後、IS側からフィリピンの指導者に指名されたとされています。
ハピロン容疑者はことし5月、同じくISを支持する地元のイスラム武装勢力「マウテグループ」と組んでISの拠点構築を図ろうとして軍との間で戦闘が始まり、これまでに市民47人を含む1000人余りが死亡しています。
ロレンザーナ国防相は、16日朝の掃討作戦で「マウテグループ」を立ち上げた1人で、指名手配されているオマル・マウテ容疑者も殺害したことを明らかにしました。
マラウィでは、軍が激しい抵抗を続ける武装勢力側を市街地の一角にまで追い詰めており、ロレンザーナ国防相は「2人の殺害は戦闘の終結が近いことを示している」と述べ、武装勢力側の制圧に向けて戦闘が大詰めにさしかかっていることを強調しました。
10月16日 15時07分