障害の妹殺害した介護の兄、懲役12年 岐阜地裁
2017.10.4 18:01
岐阜県海津市で平成28年3月、自宅に火を付けて全焼させ、
同居していた障害のある妹=当時(56)=を焼死させたとして、
殺人と現住建造物等放火などの罪に問われた無職、野村裕被告(59)の裁判員裁判で、
岐阜地裁は4日、懲役12年(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。
弁護側は「生活に困窮した末に心中を決意した」などとして懲役8年が相当と主張したが、
判決理由で菅原暁裁判長は「職を失った後も対策を講じず、無理心中を回避する努力を
長期間にわたって放棄していた」と退けた。
放火という殺害方法について「被害者に与えた苦痛は大きく、延焼の危険もあった」と指摘する一方で
「障害のある妹の面倒を長年見てきたことに同情すべき部分もある」と情状面に言及した。
判決によると、野村被告は28年3月7日午前7時ごろ、ライターで新聞紙に火を付け、
部屋にあったごみに燃え移らせるなどして自宅を全焼させ、妹の久美子さんを殺害した。
産経ニュース
http://www.sankei.com/west/news/171004/wst1710040065-n1.html
2017.10.4 18:01
岐阜県海津市で平成28年3月、自宅に火を付けて全焼させ、
同居していた障害のある妹=当時(56)=を焼死させたとして、
殺人と現住建造物等放火などの罪に問われた無職、野村裕被告(59)の裁判員裁判で、
岐阜地裁は4日、懲役12年(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。
弁護側は「生活に困窮した末に心中を決意した」などとして懲役8年が相当と主張したが、
判決理由で菅原暁裁判長は「職を失った後も対策を講じず、無理心中を回避する努力を
長期間にわたって放棄していた」と退けた。
放火という殺害方法について「被害者に与えた苦痛は大きく、延焼の危険もあった」と指摘する一方で
「障害のある妹の面倒を長年見てきたことに同情すべき部分もある」と情状面に言及した。
判決によると、野村被告は28年3月7日午前7時ごろ、ライターで新聞紙に火を付け、
部屋にあったごみに燃え移らせるなどして自宅を全焼させ、妹の久美子さんを殺害した。
産経ニュース
http://www.sankei.com/west/news/171004/wst1710040065-n1.html