AIも活用、眠気予知の共同研究開始 第一交通産業など
タクシー大手の第一交通産業(北九州市)は、損害保険大手の損保ジャパン日本興亜、コンサルティング大手アクセンチュアと共同で、自動車事故を防ぐための眠気の予知などの共同研究を始めたと発表した。タクシー運転手の心拍数データなどを分析し、より事故が起こりにくい運行管理システムの開発につなげたい考えだ。
第一交通グループのタクシー100台と運転手100人を対象に、今年3〜5月、時計型端末で読み取った運転手の心拍数データを収集し、ドライブレコーダーの映像を通じて運転手の様子も集めた。
心拍数の変化やそれに伴うしぐさなどを人工知能(AI)なども使って分析しており、眠気の兆候の識別に一定の成果が出ているという。
今後もさらに分析を進めていき、事故を防ぐための仕組み作りを進める。バスやトラック事業者などにも共同研究への参加を呼びかけている。(田幸香純)
朝日新聞DIGITAL 2017年8月28日23時2分
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