2016年度の上場小売業・外食業の平均給与が年間500万円を超えたことが東京商工リサーチの調べでわかった。小売り・外食は金融や製造業と比べて給与が低い傾向にあるが、人手不足を背景に4年連続で給与が増えた。雇用の規模が大きい両業界で賃上げが続けば、個人消費の押し上げにつながる可能性がある。
16年度の有価証券報告書を調べたところ、上場小売業・外食業277社の正社員の平均給与は年間503万6千円と、15年度から4万7千円(0.9%)増えた。500万円を超えたのは10年度以降で初めて。賃上げは4年連続となり、賃上げ前の12年度からは19万5千円増加した。
業態別ではコンビニエンスストアが2.1%増の571万4千円と百貨店(570万2千円)を抜いて4年ぶりにトップになった。飲食店(持ち帰り含む)は2.5%増の495万1千円。出店を加速しているドラッグストアは最も伸び率が高く、4.1%増の525万3千円だった。
上場企業3045社の平均給与は年間609万8千円で、小売り・外食とは100万円あまりの開きがある。ただ、人材確保のために賃上げに取り組む企業は多く、増加率は全10業種のなかで「電気・ガス業」「建設業」に続いて3番目に高かった。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ22HWX_T20C17A8TJ2000/?n_cid=TPRN0003
16年度の有価証券報告書を調べたところ、上場小売業・外食業277社の正社員の平均給与は年間503万6千円と、15年度から4万7千円(0.9%)増えた。500万円を超えたのは10年度以降で初めて。賃上げは4年連続となり、賃上げ前の12年度からは19万5千円増加した。
業態別ではコンビニエンスストアが2.1%増の571万4千円と百貨店(570万2千円)を抜いて4年ぶりにトップになった。飲食店(持ち帰り含む)は2.5%増の495万1千円。出店を加速しているドラッグストアは最も伸び率が高く、4.1%増の525万3千円だった。
上場企業3045社の平均給与は年間609万8千円で、小売り・外食とは100万円あまりの開きがある。ただ、人材確保のために賃上げに取り組む企業は多く、増加率は全10業種のなかで「電気・ガス業」「建設業」に続いて3番目に高かった。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ22HWX_T20C17A8TJ2000/?n_cid=TPRN0003