2017/8/18 19:39
野田聖子総務相の事務所の秘書のパソコンに中国語の迷惑メールが大量に届き、野田大臣が会見で認めたニュースが、中国でも報じられている。
この迷惑メールをめぐっては、ANN(テレビ朝日系)が、記載されているアドレスから、カジノやスポーツ賭博を含む中国系オンラインゲームのサイトにたどりついた模様を報じていた。
野田総務相は2017年8月15日、記者会見で、事務所の政策秘書のパソコンに大量の中国語の迷惑メールが届いたことを明かした。パソコンは議員会館の備品で、既に対処したと説明した。ウイルス感染などの被害は確認されていないという。菅義偉官房長官も同日の会見で、一般的な話として、「迷惑メールによる業務妨害は看過できない」などと説明した。
野田総務相の会見内容は、同日のNHKなどが報じた。サンケイスポーツ(電子版)は、菅長官の会見内容と合わせて報じている。
またテレビ朝日系でも同日夕、この件をニュースで伝えた。18日夕現在、同局サイトでニュース動画が確認できる。同ニュースによると、迷惑メールは、中国人風の名前の人物から送られ、内容は1行だけ。「28元で登録すると、(略)遊べば遊ぶほどお金をもらえます」というものだそうだ。ある議員関係者の話として、1日に5万通も届いたとしている。複数の衆院議員の関係者パソコンに届いているという。番組では菅長官や野田総務相の会見模様も伝えた。
さらに取材のため、メールにあったアドレスへ接続すると、それは「オンラインゲーム」サイトで、スポーツの賭けやカジノのゲームができるようだ。サイトを運営しているのは「太陽城集団」で、サイトの説明によると、文化教育事業やホテル・旅行業、不動産、金融などを手掛ける総合企業とのこと。番組では、このサイトと(迷惑メールの)差出人との関係は?なぜ大量のメールが送られた?と疑問を投げかけ、「謎は深まるばかりだ」と結んでいる。音声での説明はなかったが、サイトの画像をみると、中国系のサイトのようだ。
このANN報道を引用する形で報じたのは、中国の「澎はい(「はい」はサンズイの漢字。中国読み:ペンパイ)新聞」サイトの16日朝の配信記事など。同記事では、日本の女性大臣に1日5万件の中国語のスパムメールが「賭博広告のために」届いた、といった趣旨の見出しになっている。ANNニュースの画面画像も2枚使いながら、ANN報道の概要を伝えている。この記事のコメント欄に寄せられた声を、グーグル翻訳やエキサイト翻訳などを使って読む範囲では、メールが届いた議員関係者が自分でサイトを利用した結果なのではないか、といった冷やかす調子の内容が複数寄せられているようだ。
もっとも、議員関係者がこうしたオンラインゲーム・サイトにアクセスしたかどうかは分からないし、仮にアクセスしたり利用したりしたとしても、「1日に5万件」の迷惑メールが届くのは、明らかに不自然だ。
なお、先のANNニュースによると、衆院議院事務局では、通常の迷惑メールへの対策は行っているが、それをかいくぐって今(放送時15日)も一部のメールが届いていると説明しているという。
https://www.j-cast.com/2017/08/18306222.html
野田聖子総務相の事務所の秘書のパソコンに中国語の迷惑メールが大量に届き、野田大臣が会見で認めたニュースが、中国でも報じられている。
この迷惑メールをめぐっては、ANN(テレビ朝日系)が、記載されているアドレスから、カジノやスポーツ賭博を含む中国系オンラインゲームのサイトにたどりついた模様を報じていた。
野田総務相は2017年8月15日、記者会見で、事務所の政策秘書のパソコンに大量の中国語の迷惑メールが届いたことを明かした。パソコンは議員会館の備品で、既に対処したと説明した。ウイルス感染などの被害は確認されていないという。菅義偉官房長官も同日の会見で、一般的な話として、「迷惑メールによる業務妨害は看過できない」などと説明した。
野田総務相の会見内容は、同日のNHKなどが報じた。サンケイスポーツ(電子版)は、菅長官の会見内容と合わせて報じている。
またテレビ朝日系でも同日夕、この件をニュースで伝えた。18日夕現在、同局サイトでニュース動画が確認できる。同ニュースによると、迷惑メールは、中国人風の名前の人物から送られ、内容は1行だけ。「28元で登録すると、(略)遊べば遊ぶほどお金をもらえます」というものだそうだ。ある議員関係者の話として、1日に5万通も届いたとしている。複数の衆院議員の関係者パソコンに届いているという。番組では菅長官や野田総務相の会見模様も伝えた。
さらに取材のため、メールにあったアドレスへ接続すると、それは「オンラインゲーム」サイトで、スポーツの賭けやカジノのゲームができるようだ。サイトを運営しているのは「太陽城集団」で、サイトの説明によると、文化教育事業やホテル・旅行業、不動産、金融などを手掛ける総合企業とのこと。番組では、このサイトと(迷惑メールの)差出人との関係は?なぜ大量のメールが送られた?と疑問を投げかけ、「謎は深まるばかりだ」と結んでいる。音声での説明はなかったが、サイトの画像をみると、中国系のサイトのようだ。
このANN報道を引用する形で報じたのは、中国の「澎はい(「はい」はサンズイの漢字。中国読み:ペンパイ)新聞」サイトの16日朝の配信記事など。同記事では、日本の女性大臣に1日5万件の中国語のスパムメールが「賭博広告のために」届いた、といった趣旨の見出しになっている。ANNニュースの画面画像も2枚使いながら、ANN報道の概要を伝えている。この記事のコメント欄に寄せられた声を、グーグル翻訳やエキサイト翻訳などを使って読む範囲では、メールが届いた議員関係者が自分でサイトを利用した結果なのではないか、といった冷やかす調子の内容が複数寄せられているようだ。
もっとも、議員関係者がこうしたオンラインゲーム・サイトにアクセスしたかどうかは分からないし、仮にアクセスしたり利用したりしたとしても、「1日に5万件」の迷惑メールが届くのは、明らかに不自然だ。
なお、先のANNニュースによると、衆院議院事務局では、通常の迷惑メールへの対策は行っているが、それをかいくぐって今(放送時15日)も一部のメールが届いていると説明しているという。
https://www.j-cast.com/2017/08/18306222.html