岐阜地裁が被告の女に懲役4年判決 障害の三男連れ出し殺害
2017年8月8日 23時17分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017080890231745.html
障害のある三男=当時(46)=を病院から車で連れ出し、ビニールひもで首を絞めて殺したとして、殺人罪に問われた岐阜県海津市平田町野寺、無職伊藤綾子被告(75)の裁判員裁判の判決公判で、岐阜地裁は8日、懲役4年(求刑懲役6年)を言い渡した。
伊藤被告は、三男誠さんの死因を持病の発作による呼吸困難と主張したが、鈴木芳胤裁判長は、解剖医の証言などから、死因は首をひもで絞められたことで、絞めたのは伊藤被告と認定。実刑判決の理由を「愛する母親に突然、首を絞められた被害者の悲しみは大きく、その苦しみも相当なものだった」と指摘した。
犯行動機については、保険金で借金を返済するために自殺を考えたが、自身の保険金だけでは足りないため「誠さんの遺産も充てようと考え、誠さんを殺して、自分も死のうと考えるようになった」と認定。「短絡的な判断」と批判した。
判決によると、伊藤被告は昨年12月23日、滋賀県内の病院から誠さんを連れ出し、車内で首を絞めて殺した。誠さんは脳性まひなどの障害で体が動かない状態だった。
2017年8月8日 23時17分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017080890231745.html
障害のある三男=当時(46)=を病院から車で連れ出し、ビニールひもで首を絞めて殺したとして、殺人罪に問われた岐阜県海津市平田町野寺、無職伊藤綾子被告(75)の裁判員裁判の判決公判で、岐阜地裁は8日、懲役4年(求刑懲役6年)を言い渡した。
伊藤被告は、三男誠さんの死因を持病の発作による呼吸困難と主張したが、鈴木芳胤裁判長は、解剖医の証言などから、死因は首をひもで絞められたことで、絞めたのは伊藤被告と認定。実刑判決の理由を「愛する母親に突然、首を絞められた被害者の悲しみは大きく、その苦しみも相当なものだった」と指摘した。
犯行動機については、保険金で借金を返済するために自殺を考えたが、自身の保険金だけでは足りないため「誠さんの遺産も充てようと考え、誠さんを殺して、自分も死のうと考えるようになった」と認定。「短絡的な判断」と批判した。
判決によると、伊藤被告は昨年12月23日、滋賀県内の病院から誠さんを連れ出し、車内で首を絞めて殺した。誠さんは脳性まひなどの障害で体が動かない状態だった。