今月、北海道の函館空港に向かっていた自衛隊機が墜落した事故で、亡くなった4人の隊員を追悼する自衛隊の「葬送式」が、札幌市にある陸上自衛隊の駐屯地で営まれました。
今月15日、救急患者の搬送のため函館空港に向かっていた陸上自衛隊の「LR2連絡偵察機」が、北海道北斗市の山中に墜落した事故では、機長の高宮城効2等陸佐(53)など、乗っていた4人の隊員全員が死亡しました。
4人を追悼する葬送式が27日、札幌市の陸上自衛隊丘珠駐屯地で営まれ、遺族や関係者のほか、若宮健嗣防衛副大臣や北海道の高橋はるみ知事など750人が参列しました。
式は非公開で行われ、この中で山崎幸二北部方面総監が「亡くなられた4名の隊員のご冥福をお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆様に対して心よりお悔やみ申し上げます」と弔辞を述べたということです。
そして、出棺の際、隊員たちが一斉に敬礼して4人を見送りました。
今回の事故について、陸上自衛隊は4か月以内をめどに原因を明らかにしたいとしていて、現場で発見されたボイスレコーダーの解析などを急ぐことにしています。
配信 5月27日 13時23分
NHK NEWS WEB(動画あり)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170527/k10010996961000.html