(CNN) 複数の薬品に対して耐性を持つ真菌の「カンジダ・オーリス」が、米国内の病院や介護施設で感染を広げている。
米疾病対策センター(CDC)は18日、米国内で過去9カ月の間に確認された症例数が、7例から122例に増えたことを明らかにした。
カンジダ・オーリスは致死性の高い、重い症状を引き起こす可能性がある。特に病院などで集中治療を受けている患者や中心静脈カテーテルを装着されている患者、抗生剤や抗真菌剤を投与されている患者の場合は大きな危険を伴う。
(中略)
ただ、使用できる全ての抗真菌薬に対して耐性を示した真菌は、米国内では報告されていないという。
CDCの専門家ペイジ・アームストロング氏によると、カンジダ・オーリスは世界各地の医療施設で感染が拡大し、かつてのスーパー耐性菌のような状況になりつつある。CDCは昨年6月に、初めて米国内の病院に警戒を呼びかけていた。
(中略)
カジンダ・オーリスは2009年に日本で初めて発見され、これまでに十数カ国で感染が報告された。米国ではCDCが昨年8月に7人の症例を報告していた。
カンジダ・オーリスの中には、3種類の主要抗真菌薬すべてに対して耐性をもつ種類もある。
米国内の症例の大部分は抗真菌薬で治療可能だったが、アームストロング氏が最近調査したコロンビアでの流行の場合、3種類の抗真菌薬すべてに対して耐性を示し、治療する術がない症例があったという。
複数の抗真菌薬に耐性を示す真菌はほかに例がなく、「極めて憂慮すべき事態」だとアームストロング氏は話す。
(中略)
ニューヨーク州では確認された71人のうち、5日までに20人が死亡した。
ただし、いずれも症状が重い患者だったことから、カンジダ・オーリスが原因で死亡したかどうかは特定できていない。
同州衛生当局は、「カンジダ・オーリスは一般の人を危険にさらすものではない。別の理由ですでに体調を崩し、抵抗力が弱った人に対して感染症を起こさせる」と指摘している。
(画像)
(全文)
https://www.cnn.co.jp/usa/35101443.html
米疾病対策センター(CDC)は18日、米国内で過去9カ月の間に確認された症例数が、7例から122例に増えたことを明らかにした。
カンジダ・オーリスは致死性の高い、重い症状を引き起こす可能性がある。特に病院などで集中治療を受けている患者や中心静脈カテーテルを装着されている患者、抗生剤や抗真菌剤を投与されている患者の場合は大きな危険を伴う。
(中略)
ただ、使用できる全ての抗真菌薬に対して耐性を示した真菌は、米国内では報告されていないという。
CDCの専門家ペイジ・アームストロング氏によると、カンジダ・オーリスは世界各地の医療施設で感染が拡大し、かつてのスーパー耐性菌のような状況になりつつある。CDCは昨年6月に、初めて米国内の病院に警戒を呼びかけていた。
(中略)
カジンダ・オーリスは2009年に日本で初めて発見され、これまでに十数カ国で感染が報告された。米国ではCDCが昨年8月に7人の症例を報告していた。
カンジダ・オーリスの中には、3種類の主要抗真菌薬すべてに対して耐性をもつ種類もある。
米国内の症例の大部分は抗真菌薬で治療可能だったが、アームストロング氏が最近調査したコロンビアでの流行の場合、3種類の抗真菌薬すべてに対して耐性を示し、治療する術がない症例があったという。
複数の抗真菌薬に耐性を示す真菌はほかに例がなく、「極めて憂慮すべき事態」だとアームストロング氏は話す。
(中略)
ニューヨーク州では確認された71人のうち、5日までに20人が死亡した。
ただし、いずれも症状が重い患者だったことから、カンジダ・オーリスが原因で死亡したかどうかは特定できていない。
同州衛生当局は、「カンジダ・オーリスは一般の人を危険にさらすものではない。別の理由ですでに体調を崩し、抵抗力が弱った人に対して感染症を起こさせる」と指摘している。
(画像)
(全文)
https://www.cnn.co.jp/usa/35101443.html