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[ワシントン 26日 ロイター] - 米政府高官は26日、北米自由貿易協定(NAFTA)離脱の大統領令の草案が検討されていると明らかにし、これに先立つ米政治専門メディア「ポリティコ」の報道を確認した。
トランプ米大統領はメキシコとカナダと共に構成するNAFTAが米国内の雇用を奪っているとして批判、米国に有利な条件で合意できなければ離脱するとしていた。ただ現時点では実際に発令されるかは不明。
法律アナリストによると、米大統領は議会での採決を経ずにNAFTA離脱を決定する権限を持っている。
トランプ大統領はこれまでにNAFTAの再交渉を表明。これを受けメキシコは8月に再交渉を開始する予定だった。カナダはNAFTA再交渉をめぐる協議を始める用意があると表明。外務省報道官は「再交渉をめぐる協議は現時点では始まっていないが、カナダはいつでも交渉の席に着く用意がある」と述べた。
また、カナダロイヤル銀行の次席エコノミスト、ポール・ファーレー氏は今回の件について「米政府が明らかに何らかの変化を望んでいることを示している」とし、様子を見守りたいとしている。
外国為替市場でメキシコペソとカナダドルが下落。両国の株価も下落した。トランプ氏が選挙活動中の公約を後退させる可能性があるとの見方が出ていたが、市場ではこうした見方を再考する動きが出ている。
2017年 4月 27日 4:31 AM JST
[ワシントン 26日 ロイター] - 米政府高官は26日、北米自由貿易協定(NAFTA)離脱の大統領令の草案が検討されていると明らかにし、これに先立つ米政治専門メディア「ポリティコ」の報道を確認した。
トランプ米大統領はメキシコとカナダと共に構成するNAFTAが米国内の雇用を奪っているとして批判、米国に有利な条件で合意できなければ離脱するとしていた。ただ現時点では実際に発令されるかは不明。
法律アナリストによると、米大統領は議会での採決を経ずにNAFTA離脱を決定する権限を持っている。
トランプ大統領はこれまでにNAFTAの再交渉を表明。これを受けメキシコは8月に再交渉を開始する予定だった。カナダはNAFTA再交渉をめぐる協議を始める用意があると表明。外務省報道官は「再交渉をめぐる協議は現時点では始まっていないが、カナダはいつでも交渉の席に着く用意がある」と述べた。
また、カナダロイヤル銀行の次席エコノミスト、ポール・ファーレー氏は今回の件について「米政府が明らかに何らかの変化を望んでいることを示している」とし、様子を見守りたいとしている。
外国為替市場でメキシコペソとカナダドルが下落。両国の株価も下落した。トランプ氏が選挙活動中の公約を後退させる可能性があるとの見方が出ていたが、市場ではこうした見方を再考する動きが出ている。
2017年 4月 27日 4:31 AM JST