8K顕微鏡を開発 体内をスーパーハイビジョンで観察
NHK 4月26日 17時12分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170426/k10010961991000.html
8Kスーパーハイビジョンの鮮明な映像で生き物の体内の様子を観察できる特殊な顕微鏡を、自治医科大学などの研究グループが開発しました。従来の電子顕微鏡の16倍という広い範囲を観察できるのが特徴で、病気の原因の解明などに役立つと期待されます。
自治医科大学の西村智教授らの研究グループがNHKと共同開発したこの顕微鏡は、8Kスーパーハイビジョンのカメラを搭載し、最大3300万画素の鮮明な映像で生き物の体内を観察できます。
この特徴を生かせば、直径1000分の3ミリほどの血小板が血管の中を流れていく様子を、通常の電子顕微鏡の16倍という広い範囲で観察できるなど、生物の体内の様子を俯瞰(ふかん)して見ることができるということです。
今回、研究グループでは、マウスの血管の内部で血小板が集まって脳梗塞の原因となる血栓が作られ、さらにその血栓が剥がれて脳の方向に向かって流れて行くまでの一連の様子を観察することに、初めて成功しました。
研究を行った西村教授は、「細胞内部で起こる現象だけでなく、それが臓器にどう影響を与えているのかなど、広い範囲を同時に見ることができる。病気の発症メカニズムの解明などに役立つと思う」と話しています。
NHK 4月26日 17時12分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170426/k10010961991000.html
8Kスーパーハイビジョンの鮮明な映像で生き物の体内の様子を観察できる特殊な顕微鏡を、自治医科大学などの研究グループが開発しました。従来の電子顕微鏡の16倍という広い範囲を観察できるのが特徴で、病気の原因の解明などに役立つと期待されます。
自治医科大学の西村智教授らの研究グループがNHKと共同開発したこの顕微鏡は、8Kスーパーハイビジョンのカメラを搭載し、最大3300万画素の鮮明な映像で生き物の体内を観察できます。
この特徴を生かせば、直径1000分の3ミリほどの血小板が血管の中を流れていく様子を、通常の電子顕微鏡の16倍という広い範囲で観察できるなど、生物の体内の様子を俯瞰(ふかん)して見ることができるということです。
今回、研究グループでは、マウスの血管の内部で血小板が集まって脳梗塞の原因となる血栓が作られ、さらにその血栓が剥がれて脳の方向に向かって流れて行くまでの一連の様子を観察することに、初めて成功しました。
研究を行った西村教授は、「細胞内部で起こる現象だけでなく、それが臓器にどう影響を与えているのかなど、広い範囲を同時に見ることができる。病気の発症メカニズムの解明などに役立つと思う」と話しています。