・ EU、独キュアバクからワクチン調達へ 2億2500万回分
【フランクフルト=深尾幸生】欧州連合(EU)の欧州委員会は20日、新型コロナウイルスのワクチンを開発するドイツのキュアバクとのワクチン調達の予備的交渉を終えたと発表した。ワクチンの安全性と有効性が確認され次第、まず2億2500万回分を購入する契約を結ぶ。
EUは調達するワクチンについて、加盟国が購入したり発展途上国などに寄贈したりできるようにする考えだ。欧州委のフォンデアライエン委員長は「製薬業界との協議が進むごとに、コロナとの闘いの終わりが近づく。近くキュアバクと合意を結べる」と述べた。
キュアバクは欧州でワクチンを製造するための資金支援をEUから受けている。ドイツ政府のほか英製薬大手のグラクソ・スミスクライン(GSK)などが出資。14日には米ナスダック市場に新規株式公開(IPO)した。
EUは加盟国にワクチンがまんべんなく行き渡るよう確保を急ぐ。14日には英アストラゼネカから最大4億回分を購入することで合意したと発表。さらにGSKと仏サノフィの連合から3億回分、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)から最大4億回分を購入する方向で調整している。
新型コロナのワクチン開発をめぐっては米ファイザーやアストラゼネカなどが年内の実用化を目指している。日本政府もアストラゼネカから2021年初めに供給を受け、3月までに3千万回分を確保する計画だ。
・Coronavirus: Commission continues expanding future vaccines portfolio with new talks
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_20_1494
2020/8/21 1:18 (2020/8/21 4:26更新) 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62881800R20C20A8000000/
【フランクフルト=深尾幸生】欧州連合(EU)の欧州委員会は20日、新型コロナウイルスのワクチンを開発するドイツのキュアバクとのワクチン調達の予備的交渉を終えたと発表した。ワクチンの安全性と有効性が確認され次第、まず2億2500万回分を購入する契約を結ぶ。
EUは調達するワクチンについて、加盟国が購入したり発展途上国などに寄贈したりできるようにする考えだ。欧州委のフォンデアライエン委員長は「製薬業界との協議が進むごとに、コロナとの闘いの終わりが近づく。近くキュアバクと合意を結べる」と述べた。
キュアバクは欧州でワクチンを製造するための資金支援をEUから受けている。ドイツ政府のほか英製薬大手のグラクソ・スミスクライン(GSK)などが出資。14日には米ナスダック市場に新規株式公開(IPO)した。
EUは加盟国にワクチンがまんべんなく行き渡るよう確保を急ぐ。14日には英アストラゼネカから最大4億回分を購入することで合意したと発表。さらにGSKと仏サノフィの連合から3億回分、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)から最大4億回分を購入する方向で調整している。
新型コロナのワクチン開発をめぐっては米ファイザーやアストラゼネカなどが年内の実用化を目指している。日本政府もアストラゼネカから2021年初めに供給を受け、3月までに3千万回分を確保する計画だ。
・Coronavirus: Commission continues expanding future vaccines portfolio with new talks
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_20_1494
2020/8/21 1:18 (2020/8/21 4:26更新) 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62881800R20C20A8000000/