いわば「卵子(human egg)農場」に監禁されて卵子を採取されたタイ人女性たちの一部が救出された。
ここには依然として100人近い女性が監禁されているという。バンコク・ポストやザ・ネーションなどが6日(現地時間)に報道した。
【写真】「卵子農場」から脱出したタイ人女性3人と監禁されていた宿舎
![【朝鮮日報】 チャイナ犯罪組織がジョージアで「卵子農場」、タイ人女性100人を監禁し卵子採取 [2/8] [仮面ウニダー★]->画像>2枚](https://www.chosunonline.com/site/data/img_dir/2025/02/08/2025020880010_1.jpg)
報道によると、タイのパヴェナ子ども・女性財団が3日に記者会見を開き、「少なくとも100人以上のタイ人女性たちが
中国の犯罪組織が運営するジョージアの違法人身売買農場に監禁され、卵子を採取されている」と主張した。
同財団のパヴェナ・ホンサクラ代表によると、被害者たちは交流サイト(SNS)「フェイスブック」に掲載された求人広告を見て
ジョージアへ行ったとのことだ。
子どもができない夫婦のために代理母になると40万バーツ(約180万円)-60万バーツがもらえるという条件だった。
パスポート申請や渡航に必要な経費などはすべて雇用主側が負担し、ジョージアでは代理母が合法だとも言われたという。
タイからは昨年8月にこの広告を見た被害者約10人がジョージアに行った。しかし、ジョージアに到着した被害者たちが置かれた状況は、
広告とは違っていた。
関係者の話では、被害者たちは宿舎に連れていかれ、パスポートを取り上げられたという。そこには4軒の家があり、
既に少なくとも100人を超えるタイ人女性たちが暮らしていたが、代理母や代理母を依頼した不妊問題を抱える夫婦はいなかった。
ただ、中国人男性だけが宿舎に出入りしていたということだ。
ここで過ごす被害者たちは卵巣を刺激するホルモンを薬や注射などの形で投与された後、月に一度、麻酔をかけられて卵子を
採取された。この間、お金を全く受け取れない被害者もいたという。
このように採取された卵子は、体外受精が必要な人々に対して違法な手段で販売されたものと同財団側では推定している。
被害者たちは勝手に宿舎を離れることもできなかった。組織の関係者たちは、家に帰りたいというタイ人女性たちに5万-7万バーツを
要求した。その間の渡航費や生活費を支払わなければならないと言われたとのことだ。
被害者のAさんは昨年9月、家族が身代金を払ってくれたためタイに戻ることができた。 Aさんはジョージアを離れる前、
身代金を支払うお金がなくここに監禁されているという3人の被害者から救出を頼まれた。
この事実を知った同財団側はタイ外務省所属警察に助けを求め、タイ警察は国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)を通じて
3人の被害者を救出した。3人は先月30日、無事タイに帰ってきた。
同財団はタイ政府に緊急の文書を送り、中国側との協力を通じ、今もジョージアに監禁されている被害者約100人を救出し、
中国の犯罪組織を取り締まるよう訴えている。
キム・ジャア記者
記事入力 : 2025/02/08 11:33
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